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帰ってからが大変。
バンドでやるための課題曲を練習しなければならなくなった。
曲はなんとなく知ってる。
最初にやるべきことはそれらの曲を最初から最後まで聞いてみること。
スマホが大活躍。
まともに聞いたことがあったのが1曲しかなかった。
他の曲はなんとな〜く知ってた。
完全に聞いてみたのは初めて。
楽譜と歌詞はノートPCで専門サイトからダウンロード。
1曲ずつ買えるので助かります。
これを1階に置いてあるプリンターでプリントアウト。
完璧でござる。
今夜はまず1曲。
5月5日、火曜日。
今日も伶蕗と一緒に行動。
予定がちょっと変わった。
まさかの謎だった野々さんとまさかの練習になるとは思ってもなかった。
世の中ちゅ〜んはどうなるもんかわからんもんやね。
さて今日は伶蕗のリクエストで高円寺。
定期的に来ては古着屋巡りをしてるらしい。
待ち合わせは高円寺駅改札で午前10時。
こうやって毎日のようにお出かけしているが廻琉も伶蕗も特にアウトドア派ではない。
といってインドア派でもない。
どちらでもなく、どちらでもあるといったスタンスだ。
「課題曲は聞いた?」
10時ちょい前に合流できた。
駅の南側に古着屋は多くあるみたい。
慌てることはないのでゆっくりと話しながら古着屋巡りをしていくことになる。
「昨日、家に戻ってから練習曲を聞いてみたけど、最初から最後までちゃんと聞いたことがあったのが1曲しかなかった。
あとの曲はまともに聞いたのが初めてだったでござる」
「1曲だけでも知ってたかい。
あたしゃあ、全部の曲を聞いたことがあったけど断片的にしか知らんかったよ」
「まぁ、練習曲を決めたのはほとんど野々さんだったからね。
せっしゃたちはあまりこういった経験がないから仕方ないよ」
「曲の構成と歌詞は覚えないとね。
廻琉のほうが大変じゃない?」
「完全なコピーなんてできないから自分流でやるしかないでござる。
なんとなくなんとかなるとは思うけど···」
実際に歌詞を覚えるのが大変。
それとギターも大変。
初めてのコードもあったりギターソロもあったりで家にいる時はず〜っと練習しなくちゃいけなくなった。
廻琉にとってはそのほうが良かった。
普通に漠然とギターの練習をしていくよりも目的を持ってのほうが練習しやすい。




