4-2
途中から小百合叔母さんに訊いている。
26歳と返事があった。
「だそうだ···
それで、なんだっけ?」
「あのね、大学で友だちができたんでござる。
その友人がアルバイトを探しておるのでござります。
独り暮らしなもんで生活が大変なんでアルバイトをして生活費に充てたいと探しておるのじゃでござる。
それで、まずはここで訊いてみようと思って···」
「なるほど、相わかった。
絶好のタイミングだ。
火曜と木曜の夜6時から10時まで。
時給1,450円。
仕事内容は食事の注文を取って運ぶこと。
イベントがある時はその時その時で対応が変わる。
そこらへんは伝えといてくれ。
それでもよければってことで面接かな」
「ありがとでござる。
ここがダメやったらじいちゃんに訊いてみようかな〜って思っとったです」
「じいちゃんならいろいろあるかもな。
知り合いも多いだろうからなんか見つかるだろうね。
あっ、そうだ、その友だちっていうのはどこに住んでるんだ?」
「田無駅のそば。
吉祥寺から田無だったらバスが通ってたと思うけど···」
「すると大学の授業が終わってここに来て、帰りはバスでいいのかな」
学校からなら三鷹駅までバスで、そこから電車に乗り換えやね。
これでアルバイトの件は決まりや。
さっそく連絡と思ったけど連絡先を知らなかった。
授業が始まってからでいいかと、とにかくこの問題は解決した。
廻琉は通常の仕事に戻った。
午前中はてきぱきと仕事をこなしていった。
午後になった。
12時をすぎて1時になろうかとしてる時間にまとまった人数の客が来店した。
対応にあたったのは清水さんだった。
人数が多かったのでテーブルが空いた順にということで4人ずつで入ってもらうことになった。
最初に入ってきた4人は廻琉が担当することになった。
注文を取りにいった時は気づかなかった。
出来上がった料理を運んでる時にハッと気づいた。
まさかあの人じゃないの?
そのことを碧色叔父さんに伝えるためにちょっと小走り。
その時に廻琉は少し顔を寄せて小声で「あの人が来てる」と教えた。
ちょっとミーハーなところもある叔父さんは当然「あの人」を知ってた。
マジかと驚いている。
廻琉がこの場から離れようとした時、叔父さんに呼び止められた。




