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アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
迷いながら音楽

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3-3

そしてびっくりしたことがある。

ちょうどアイシャドウパレットを見ていた時のこと。

これかなあれかなと選んでた時のこと。

廻琉たちの隣に2人組の女性がやってきた。

同じようにあれだこれだと話してるのが聞こえる。

あれっと気づいたのが廻琉。

昨日、ハードオフですれ違ったコンビだ。

伶蕗の耳もとに小声で話しかけた。

伶蕗もびっくりしている。

偶然にしてはすごすぎない。


ランチはせっかくの大久保なので韓国グルメ。

ランチバイキングがある店に入った。

メインを選んで小皿30種類とソフトドリンク飲み放題。

廻琉はチーズダッカルビをメインにしてスパイスチキンやら玉子スープにカクテキなど。

飲みものは緑茶にオレンジジュースなど。

「美味しかったね」と大満足な廻琉。

買うものも買ったし、お腹も満たされたことだし、次はどうするでござると伶蕗の意見を聞くことになった。


「どうするって···

あんた、忘れたかね?」


「へっ、なにを?」


「ほら、大事なこと」


え〜っと、なんだっけとなってしまった廻琉。

もうすっかり忘れている。

昨夜、伶蕗と待ち合わせの電話の時に自分からこれを買わなきゃいけんでござるよと言ってたのに。


「う〜わからん···」


「ほら、あれ、思い出して」


「なんだっけ?」


「うまい棒とかモロッコヨーグルトを買わなきゃって言ってたじゃん」


「えぇ、そうだっけ?

でも、せっしゃ、うまい棒より柿の種派でござる。

おかしいなぁ、そんなこと言わないと思うけど···」


廻琉は確かに柿の種をよくポリポリやっている。

自分の家には置いてない。

じいちゃんの家に行くと防災グッズとともに常備してあるのが柿の種。

なぜか大量にあるのでじいちゃんと一緒にポリポリやってる。


「本当に覚えてないって?」


「えへへ···」


「いや、ここは笑うとこじゃないし」


「で、なんだっけ?」


「ACアダプターとケーブル」


怒られた。

そして、そうやった。

すっかり忘れとった。


「伶蕗ちゃん、でかしたぁ。

よ〜し、よ〜し、お利口さん。

頭なでなでしてやるよ、ワンワン」


「て〜やなこった、ワンワン。

おら、行くよ。

キリキリ歩け」


ということになった。

ここから最も近い楽器店は、西武新宿駅の駅ビルの中にある。

この大久保にもあるがユーズドとかアコースティック楽器の店だったはず。

ちょうど1駅分を歩くことになるがそこは気の合う女子2人。

なんとも賑やかなアホな会話が継続されることになった。


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