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「それは···
そ〜ゆ〜気分だからでござる」
伶蕗がえ〜ってなって、続けて廻琉もえ〜ってなってる。
いつものアホな会話は置いといてさっそく大久保の韓国ツアーに出発。
伶蕗がなにを言いたかったかというと顔がすっぴんでNG。
それに合わせて髪もということらしい。
まっ黒な髪は重く見えるから色を薄くすると軽く見えるようになって大きく印象が変わると説明してくれた。
大学デビュ〜して伶蕗はその容姿が大きく変わりつつある。
高校生の時の抑圧された校則なんかから解放されて自由になったからだ。
髪の色も赤っぽくなってるし。
この大久保は韓国グルメなんかでも全国的に有名な場所。
でも思ったよりもエリア的には狭い。
「何店舗くらいあるの?」
すでに人でいっぱいになりつつある狭い道路を歩きながら廻琉が伶蕗の背中に質問している。
2人並んで歩けない状態になっている。
伶蕗が先を歩いている。
「そうねぇ、20店くらい?
よくわからないけど」
まだ開いてない店のシャッター前で立ち止まってのお話になった。
そして伶蕗は1枚の紙を廻琉に渡した。
手書きで1枚なんだけどメイク初心者の必要なものリストだった。
わざわざ書いてくれたものだ。
「ところでさ、なにかひとつでも持ってる?」
廻琉は紙に書かれてある文字と伶蕗の顔とを交互に視線がいったりきたり。
バッチシやないか〜い。
高校生の時はこんなんじゃなかったぞよ。
高校生ったってほんのちょっと前だよ。
それがだよ、K-Popのなんやらみたいになっちょるやないけぇ。
おったまげぇ。
今回はこのリストに従って購入していくことになる。
廻琉がひとつも持ってないものばかり。
自慢じゃないが化粧関係のものはなにひとつ持っちょらんでござります。
それどころかオシャレとは無縁じゃった。
ペコリ。
こりゃあいけんねと大学生になってハタと気づいた。
遅れてきたアオハルを取り返しちゃるけん。
えっ、待てよでござる。
これってアオハルって言うんやろか?
大人の階段の〜ぼ〜るってほうじゃないかなでござります。
韓国コスメの人気が高いのはスキンケア成分が豊富で高い保湿力があり、トレンド感もあるアイテムが充実していることもある。
そして価格としてもお手頃なものが多くあるので大ヒットしてるものの種類も多い。
廻琉がこの大久保で購入したのがクッションファンデ・ベースメイク、リップティントグロス、アイシャドウパレット、スキンケアで伶蕗からお勧めと教えてもらったティルティルだとかディジークとかアメアなんかをポンポンと買っていった。
あまりにも猛ダッシュで買っていったのでほぼ午前中でリストにあったものを買い揃え終えてしまった。
かなり買ったなと全部で11点。
そのわりにはすべてで27,000円ほど。
思ってたより安く買えた。
そして伶蕗もちょろちょろ購入している。




