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ばあちゃんもオシャレだよな。
伶蕗もそうか。
高校卒業してから急速に変わったよな。
相楽さんとか清水さんは地味なんだけどできる範囲でオシャレしてるんだよ。
こりゃ、大学デビューで大変身せにゃいけんねって思い始めてる廻琉だった。
まっ、今日はもう仕方ない。
このまま授業を受けるべし。
1時10分から授業再開。
3、4、5時限を連続受講。
終わったのが6時半。
もう、ヒ〜ってなっての帰宅。
初日でこれだけのヒ〜ってなかなかないでござるよ。
せっしゃが悪うござんした、もう勘弁してくださりませって感じでござる。
これを1年間も···
ヒ〜って言い続けてトボトボ歩いて帰っていった。
お風呂から上がってさっそく伶蕗に緊急電話。
法政大学は7日から授業が始まるってるということですでに波に乗ったと嬉しそうだ。
なんという適応能力の高さ。
そういえば一緒に働いた派遣の仕事も初日で要領良くやってたなと思い出した。
せっしゃはあたふたしてたのに涼しい顔でやっちゃってたね。
「ところで、着るものっていつもどこで買ってるの?」
「おぉ、なんか突然やね。
どこでって言われてもねぇ···
なんかそこらへん。
一番多いのって吉祥寺になるかな?」
「やっぱりそうなるのでござるか。
で、いつも行ってる店とかってあるのかね?」
「そうねぇ、フラッと立ち寄るところっていうのが確かにあるわ。
あっ、それと高円寺まで行って古着も見たりなんかしてるけど···」
廻琉は伶蕗の私服ファッションを派遣で働いてた時には見ていた。
高校生の時はあたり前だが学校では制服。
派遣の時は仕事だからということもあって比較的おとなし目での私服。
これまでは高校生ということもあってそんなにお金をかけられなかった。
以上の点を踏まえてみても伶蕗のファッションは多彩であるように廻琉には見えた。
学校の外で会うってことがこれまでは少なかったんだけどかなりオシャレなほうだと思っている。
廻琉は年がら年中ジャージ姿が多かった。
ただし高校生までのお話だ。
大学生になったからにはこれまで通りではダメだ。
最初の授業に出てこりゃマズいねと思い知ってしまった。
なんかアウェイ感がすごい。
周りがキラキラして見えてしまった。
これまで通りにはいかんね。
よ〜し、ちょっとはオシャレをしようと思いたった。
オシャレのためにはまずどこから手をつけていけばいいのかを伶蕗に尋ねてみた。




