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アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
卒業と入学

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6-2

学校内で学生を見かけることがある。

おそらくサークル活動のためにき来てる生徒。

今は春休み期間中だし普通の学生が来るようなことはないはず。

見た感じでは普通の学生だ。

美術系だからといって奇抜な人ではない。

若干、期待してたんだけど。


1週間もすれば通勤も仕事も要領がわかってくる。 せっかくの春休み、休日は土曜だけになってしまうがお金のためだ。

仕方ない。

それでなんだかんだと無事に仕事が終わった。

あとは給料が振り込まれるのを待つだけ。

最終日はあっさりしたもんだった。

お疲れ様のひと言で終わり。

短期だし派遣だし、こんなもんか。


4月に入ってすぐじいちゃんから連絡があった。

入学祝いはなにがいいかと逆リクエストしてくる。

と言われたってねぇ、もう入学金やらを払ってもらっただけで充分。

これ以上はいらないんでござる。

おかんも同意見だ。

本当ならおかんが入学金やらを払うと言ってたのを強引にじいちゃんが支払った。

じいちゃんとおかんの間にちょっとだけのバチバチが発生している。

ばあちゃんが間に入ってるからどうにか治まってはいる。

おとんはオロオロしてるだけで頼りにならない。


最終的にはばあちゃんから説得されて入学祝いは取り消しになった。

おかんの言う通り入学金やらの支払いだけででも大感謝してるのに、さらに入学祝いなどとは厚かましすぎて辞退するという主張が通った。

みょ〜なところで頑固になるじいちゃんが娘の言うことに折れてしまった。

実の子供は父親の文史なんだけど、じいちゃんもばあちゃんもど〜も母の明日美のほうを実の娘のように思ってるようだ。

気が合うというか相性が良いのだろう。


じいちゃんのほうは終わったんだけど、今度は碧色叔父さんだ。

さぁ、どんなギターにするかなと言われた。

娘の和沙美が音楽のほうになびいてくれないのが不満らしい。

それよりも姪の廻琉のほうが音楽好きなので応援というか、ひょっとすると自分が成れなかったプロのミュージシャンになるかもしれんぞと期待があるのかもしれない。

だからど〜しても廻琉に音楽を続けさせたいといろいろとバックアップしてるみたいだ。


それで今回の入学祝いにはポールリードスミスというメーカーのSEカスタム24というモデルのギターを渡された。

鮮やかなグリーンのギターで12万円で買えたそうだ。

日曜日のアルバイトの日に朝イチで渡された。

廻琉としては単純に嬉しかった。


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