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アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
卒業と入学

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23/31

5-3

合格発表までは静かに待ってるしかなかった。

受けた大学の合格発表は、だいたい2月の中頃あたりに集中していた。

もしダメだったとしてもまだチャンスはある。

受験可能なところへ再受験するつもりでいる。


合否の結果は各大学の合格者発表をパソコンかスマホで見ることができる。

一番最初に合格発表がある大学の当日。

朝からひぇ〜って感じでいる。

座ってることができない。

ソワソワしながら家の中をウロウロ。

おかんもおとっつあんも仕事に出ていて家の中には廻琉独りだけ。


合格発表の時間はとっくにすぎている。

それでも廻琉は冷蔵庫から濃いめのカルピスを取り出してゴクゴクしてる。

逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだとなにかのアニメの主人公みたいになってる。

まぁ、それはちょっと大袈裟すぎるんだけどむ〜んって感じではいる。


よし、そろそろかと自室に向かう。

スマホとノートPCのどちらにしようかと考えて、使い慣れてるスマホで結果を見てみることにする。

結果は、おぉってことになった。


2月の後半には出願した4校の結果がすべて出た。

合格は日本大学と武蔵野大学。

ダメだったのが明治学院と専修大学。

受かった2校でどちらに行くかという話になった。

おかんからは行きたいほうとだけ言われた。

廻琉としては考えること3秒。

武蔵野大学に決めた。

その大きな理由としては歩いて行けるから。

本校としては江東区有明。

廻琉が合格した文学部日本文学文化学科のキャンパスは西東京市になる。

廻琉が暮らしてる武蔵野市との境あたりになる。

余裕をもって歩いて20分もあれば行ける。

他にはバス、あるいは自転車を利用することになる。

これはまぁ、その時に決めることになるかな。

雨なんかだったら絶対にバス。


合格発表があった翌日には大学側から封書が送られてきた。

もちろん、合格した者にだけ。

内容は授業料やらの支払いに関するものだ。

納付期限は10日ほどしかない。

廻琉には2通届いた。

じいちゃんから緊急電話もかかってきてる。

行きたい大学の払い込みの書類一式を持ってすぐに来いということだ。

おかんの携帯に直接だった。

じいちゃんからおかんの携帯への連絡なんて滅多にないことだ。

連絡がきたのが夜8時をすぎていたので廻琉に朝イチで持っていかせるということで電話を終えている。


「なんなのでござるか?」


「あんたの入学金とかこっちで払ってやるから請求書を持ってこいって。

そんなのうちで払えますからって言ったのに、いいから持ってくれば払うからって。

でも最初の1年だけだぞ、だって」




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