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アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
卒業と入学

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13/31

3-3

「それはいいんですけど、学部が、たしか限られてたような?」


「あっ、そっか。

付属だとそうなるか。

じゃ、他にいきたい学部があったら別の大学への受験ってことになるか」


「受けるのは3校か4校です」


「クイーン高校なら受かるわよ。

いまひとつ人気がないような···

場所が悪いのかしらね。

うちの子なんかは歩いて行けるってのが良かったみたいで喜んでたけど」


おかんは言いながらチロンって廻琉を見た。

その通りでござんすよとアサリのみそ汁をズズッとひとくち。

ひとり忙しいのは猫のおっちゃんのみ。

廻琉は久しぶりの回転ずしを堪能。

お会計はじいちゃんが払って6人で25,000円ほど。

飲みもの代で高くなるんやろね。


店を出てからは猫のおっちゃんは三鷹駅方向に帰っていった。

和沙美はじいちゃんの家にお泊り。

廻琉たちが家に戻るとおとんのほうが先に帰っていた。

廻琉たちが家の中に入ると掃除機の音が聞こえる。

おとっつあんは突然にスイッチがオンになることがある。

そうなると2〜3時間は掃除に熱中している。


これに大いに喜んでいるのがおかん。

料理はまったくだが掃除に関してはわりとやってくれる。

どうやらおとんの趣味のひとつでもあるかのようだ。

その証拠に最新の掃除道具を(そろ)えたりしている。


おかんがお風呂の準備をしていつも通りの順番で入る。

廻琉は寝る前まで受験勉強。

こうして1日が終わる。


10月に入っても前半はまだ暑かったりする。

温暖化の影響ということか?

夜になると少しずつ秋になっている。

後半になるにしたがって冬のスタイルに変わっていく。

マフラーにダウンジャケットを着るのも秒読みに入った。


10月最後の日曜日。

いつものように廻琉はカフェレストラン「サーカス」で朝からアルバイト。

今夜はイベントナイト。

夜6時より珍しくイベントがある。

どうしようかと迷ったが、なかなかない機会でもあるので見ていこうと思った。

碧色叔父さんも今日は残ってイベントを見ていくみたい。

廻琉はひょっとしたら好きかもとおかんとばあちゃんに休憩時間にメールを送信しておいた。

すぐ返信がきた。

おかんとばあちゃんは「行くよ」って返ってきた。

今回はワンドリンク付きで当日で3,000円。

身内だからっておかんもばあちゃんもきっちりと払う。

廻琉はそのまま残っているので無料にしてもらっている。

今回はイベントシフトになるので80名の定員になる。

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