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高田馬場2日目。
午前中はぼちぼちにもならない。
「ダメやね。
昨日と同じでござる」
「う〜ん、そもそもが人が少ない。
もっとドッと来てくれないと。
場所はいいのにね」
そうや、そうやと伶蕗と廻琉の意見は一致した。
「ここらあたりは駅には近いんだけど人通りは少ない。
高田馬場駅を出た人は、どうしても早稲田方面へ行ってしまう。
この近辺は比較的若い世代の家庭が多そうな気がする。
午前中は、おそらくだけど家事だったり子供の送り迎えだったり。
専業主婦だったりの場合だけどね」
野々さんの分析だ。
廻琉としてもそ〜なんじゃないかと思った。
調布とは違って高齢の人たちが少ないように見える。
学生らしき姿も見えない。
ここは若い主婦層が多そうな店舗。
それにしても面白いね。
同じ店でも地域によってこうも客層が違ってるって。
これが普通のスーパーだったらまた違ってくるのかもしれないけど、高級スーパーだからさらに客層も異なっているのかもしれない。
そういうことで午前中の3人はとってもリラックスしている。
休憩明けの午後からが勝負。
これが冗談ではなくて午後に入ってから3時間ほどに集中して売れる。
フルーツに偏ってる。
野菜の売れ行きは悪い。
昨日とまったく同じパターンでフルーツは完売。
野菜は売れ残りが出た。
昨日よりも少なくしたにも関わらずに売れ残った。
「ここにいる人は野菜嫌いが多いでござるか?」
つい口に出てしまった。
そう言った廻琉も野菜を積極的には食べてない。
外食した時にセットでサラダがついてたら食べる程度だ。
午後になって急にフルーツが売れ出した。
昨日と同じパターンだ。
そして野菜は飛ぶようには売れない。
このパターンは4日連続で同じだった。
さて土曜日。
今日はポールリードスミスを持って家を出た。
武蔵境駅の南口に出るとちょうど伶蕗とバッタリ。
暑くておはよと奇妙な挨拶から2人で野々さんの倉庫スタジオに向かう。
もう何回も通ってるかえで通り。
飲食店などが少なからずあるんだけど1回も入ったことがない。
それどころかコンビニにさえ入ったことがなくて素通りだった。
せめて1回くらいは飲みものでもって通るたびに思ってる廻琉だった。
倉庫スタジオに入ると涼しい。
野々さんが時間を逆算して準備してくれてる。
助かります。
廻琉はギターを手に取った時にチラッ、足元にディレイをセットしてから伶蕗にチラッ。
今日はチラッが多い。




