↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
夏休みがない

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
115/117

3-1

3


高田馬場2日目。

午前中はぼちぼちにもならない。


「ダメやね。

昨日と同じでござる」


「う〜ん、そもそもが人が少ない。

もっとドッと来てくれないと。

場所はいいのにね」


そうや、そうやと伶蕗と廻琉の意見は一致した。


「ここらあたりは駅には近いんだけど人通りは少ない。

高田馬場駅を出た人は、どうしても早稲田方面へ行ってしまう。

この近辺は比較的若い世代の家庭が多そうな気がする。

午前中は、おそらくだけど家事だったり子供の送り迎えだったり。

専業主婦だったりの場合だけどね」


野々さんの分析だ。

廻琉としてもそ〜なんじゃないかと思った。

調布とは違って高齢の人たちが少ないように見える。

学生らしき姿も見えない。

ここは若い主婦層が多そうな店舗。

それにしても面白いね。

同じ店でも地域によってこうも客層が違ってるって。

これが普通のスーパーだったらまた違ってくるのかもしれないけど、高級スーパーだからさらに客層も異なっているのかもしれない。


そういうことで午前中の3人はとってもリラックスしている。

休憩明けの午後からが勝負。

これが冗談ではなくて午後に入ってから3時間ほどに集中して売れる。

フルーツに偏(かたよ)ってる。

野菜の売れ行きは悪い。

昨日とまったく同じパターンでフルーツは完売。

野菜は売れ残りが出た。

昨日よりも少なくしたにも関わらずに売れ残った。


「ここにいる人は野菜嫌いが多いでござるか?」


つい口に出てしまった。

そう言った廻琉も野菜を積極的には食べてない。

外食した時にセットでサラダがついてたら食べる程度だ。


午後になって急にフルーツが売れ出した。

昨日と同じパターンだ。

そして野菜は飛ぶようには売れない。

このパターンは4日連続で同じだった。


さて土曜日。

今日はポールリードスミスを持って家を出た。

武蔵境駅の南口に出るとちょうど伶蕗とバッタリ。

暑くておはよと奇妙な挨拶から2人で野々さんの倉庫スタジオに向かう。

もう何回も通ってるかえで通り。

飲食店などが少なからずあるんだけど1回も入ったことがない。

それどころかコンビニにさえ入ったことがなくて素通りだった。

せめて1回くらいは飲みものでもって通るたびに思ってる廻琉だった。


倉庫スタジオに入ると涼しい。

野々さんが時間を逆算して準備してくれてる。

助かります。


廻琉はギターを手に取った時にチラッ、足元にディレイをセットしてから伶蕗にチラッ。

今日はチラッが多い。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。