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アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
のれま

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102/109

5-4

夕方の4時を回ってからガラッと状況が変わった。

人が増えてきた。

晩ごはんの食材を買うためなのかね?

不思議なことにこの時間からは野菜が売れることになった。

6時の終了時間までに野菜はすべて売り切れてしまった。

今日1日だけの統計は面白いくらいにいつ、なにが売れたかがはっきりとした数字になって表れた。

今日1日だけのことなのか、吉祥寺という地域という特徴なのか?


6時ちょっと前に青山さんと大神田さんがやってきた。

後片づけが始まった。

売れ残りが出るのは仕方ない。

完売が理想だけどそう簡単にはいかない。

売れ残ったものは翌日には出さない。

それほどの量はないので自分たちで食べる用にする。

帰りは青山さんが運転するバンに乗せてもらって廻琉と伶蕗は三鷹駅で降りた。


家に戻った廻琉はなんだかドッと疲れた。

初めての対面接客はう〜むって感じで終わった。

お客さんはほぼ女の人で廻琉より年上の人ばかり。

廻琉の場合はそれは苦にならない。

ばあちゃんとよく一緒にいるのでむしろ高齢の人ほど慣れている。

ちょっと苦手に思えるのは30から50代の間くらいの人かもしれない。


この日は夕ごはんを食べてお風呂に入ると眠くなってしまった。

朝が早かった、足が疲れてるとかでどうしても起きてられない。

午後10時前には就寝。

ギターに触りもしなかった。


翌朝も早起き。

冬よりも夏のほうが早く目覚める。

しかも昨夜は早く寝た。

今日もはりきっていきましょうでござる。

完売はするかね?


行きは自力。

9時の6分前に店の入口に到着。

すでに青山さんたちがいる。

最後に来たのは昨日と同じで伶蕗だった。


9時をすぎてから店長が入口を開けてくれる。

それまでは待機になる。

野菜の搬入なんかはすぐ終わる。

終わったら周囲の掃除をしたりしていろいろだ。

従業員専用出入口を使ってないので従業員の人たちとの接点がない。

自分たちの荷物は野菜なんかを並べてる下に隠しているのでなおさら接点がない。

つまり従業員用の休憩室を使うことがない。

廻琉なんかは従業員の人がいたりすると軽く会釈する程度でいるだけ。


1日働いてみて、ほとんど昨日と同じようなパターン。

まだたった2日なんだけど、この吉祥寺ではこういった感じでお客さんがやってくる場所なのかと3人で話し合っていた。

それがまさかの4日間連続だった。

地域の特徴ってこと?




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