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寮①

あれから5分、理事長室に行く前まで上機嫌だった颯が今度はイライラしている。


「…あのさ、手、いつまで握ってんだよ?」

今まで誰にも会わなかったから良いけど

見られたら恥ずかしくて死ねる…。

あと、いてぇ‥‥泣


颯「‥‥嫌??」

少し落ち込んだ様な声音で聞いてくる。どうしたんだこいつ。


「嫌じゃねぇけど痛い!!」

あー、俺ダサい‥‥。


颯「嫌じゃないならいいや~♬*゜」

何ですか、いきなり上機嫌?、気まぐれな奴。


「これ、どこ向かってんだよ?」

ここまでの疑問をぶつける。


颯「寮に決まってるじゃん」

へぇー‥‥。

って‥‥

「なんで分かるんだよ、寮の場所。」


颯「さっき聞こえた。」

あぁ、こいつ耳めっちゃ良いんだったよな。

いいよなぁ‥‥。

でも、それだった理事長室の場所も分かってただろ。

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