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ランク制度

「ふぅ~。地上に戻ってきたぁ〜。外の光が気持ちぃ〜。でも、まぶしっ。」


光の注がないダンジョンの中に2時間近く潜っていたことで目が光を受け入れなかったが、やはり太陽の光というものは気持ちがいい。体が暖かくなり体に力がこもり始めるようなそんな優しい感覚がする。


「そう言えば、翠ちゃん。ダンジョンから戻ってきたときってなにか手続きとかあるの?」


「そうだね〜…。ダンジョンの探索報告とあれかなダンジョンの成果物報告ぐらいかな。」


ダンジョンはクリアして消えるものと消えないものの2種類がある。


消えるのはダンジョンは消滅の迷宮(デレンスレコード)という括りにまとめられており、1度クリアしてしまえば消えるものや一定時間で消えるものなど多岐にわたる。


消えないダンジョンは無窮の迷宮(エテルニテレコード)という括りにまとめられている。何度クリアしても消えることはない。一定期間で宝箱などの報酬も復活する。


〈東栄の都〉は初心者御用達のダンジョンであり、無窮の迷宮に分類される。そのため、ダンジョンの探索報告は探索終了のボスの討伐部位を提出するだけですむ。


「わかった。じゃあ、冒険者学校に戻ろうか?」


冒険者学校へ戻ろうと露店街を歩いていると、奥から受付嬢さんが走ってきた。


「翠ちゃんたち、はぁ、はぁ、いた!」


「どうしたの?彩華さん?」


受付嬢さんは彩華さんというらしい。その彩華さんがなにやら焦った様子でこちらへと走ってきた。


「それが、翠ちゃんたちのパーティーってB+ランクじゃない。今までは、剣士とヒーラー、盗賊でバランスは良かったけど、魔法職がいないって理由でB+ランクだったわけだけど。渚沙ちゃんが入って、パーティーの実力はもともとAランク近くあったから。正式にAランクに昇格するっていう連絡が来たの!」


「そうなんだ。やったね雷華。」


「そうだな。これでもう一つ上のランクの依頼まで受けれるようになったな。」


「そうなの?私あんまりまだランクについて理解できてないんだよね。私の魔力のランクも何だっけ。A+とか言ってたような気がするけどあんまり自覚がないんだよね。」


「そうなんですか?では、私。彩華がランクについて説明させていただきましょう。


まずは、渚沙さんの魔力のランクから説明させていただきますね。魔力のランクは冒険者ランクと同じでF〜Sまであって、渚沙さんのランクはA+で翠ちゃんは10万分の1と言ってましたけど、実際100万分の1以上の確率ですね。


それと、冒険者ランクですけど、Aランクからは特別な条件があります。Aランクは単独でB+か、A級ダンジョンをクリアできるレベルが必要になります。Sランクに到達するには、人類に貢献するほどの結果を成し遂げるか、単独S級ダンジョンの攻略、そして今回設定された災厄級のモンスター討伐を成し遂げたものに設定されます。」


「いろいろとありがとうございます。あ、あとこれソードゴブリンの討伐部位です。」


「え?もう?てことは、〈東栄の都〉クリアしたんだ。雷華くんたちのボス討伐すごかったでしょう?」


「彩華さん。ソードゴブリンは渚沙の単独討伐ですよ。」


「そうなの?すごいね〜渚沙ちゃんは。これならすぐにランクも上げられるんじゃない?」


ダンジョンに戻ってから何度も褒められる機会があり、すこし照れくさくなりながら冒険者学校へ入っていった。

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