表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
11/34

ご都合主義

「ふぅ~…。これで魔力操作はマスターできたんでしょうか?」


体が魔力に慣れ始め、身体の発熱や体の変化が止まりこれから何をしようか考えようとすると、頭の中に電流が走ったような感覚に見舞われた。


ノイズとともに頭の中にスキルと思われし文字が浮かび上がった。


NEW〈魔力操作〉


・魔力を体外に放出したり、体内に留めることで魔法や身体能力の向上へと使用することができる。

 「よく言うこれが魔法を使うってことか、すげ~」っていうテンプレスキル。


NEW〈侍〉


・刀を常人よりも格段に扱うことがうまくなり、上達速度が通常の10倍になる。


NEW〈刀鍛冶〉


・自らで武器となる刀を作ることができるようになる。熟練度によって、作ることのできる武器の性能や品

 質が変化する。熟練度が上昇すると、刀だけでなく他の武器や武具を作ることも可能になる。


NEW〈―――〉


・刀鍛冶の熟練度がMAXになった際に解放される。


大量の情報量に、少し体がクラついてしまったが、体を立て直し先程頭に浮かんだスキルについて考える。


魔力操作のスキルを得ることができたというのはわかる。先程、自分の身体に変化が起きたからだ。しかし、侍と刀鍛冶というスキルがどういった経緯で与えられたのかはわからないままだあった。


「侍…。一応、若い頃に剣道をしていたことはありますが…。そこまで上手だったわけでもないんですよね。」


大体3年ほどだろうか。高校の部活として剣道部に所属していたが、良くて県大会2位ほどだった記憶しかない。しかし、そんなことよりもだ。


〈刀鍛冶〉


これほど、心の踊るスキル名は他にない。男の子は皆、自分で武器を作って名前をつけたり、技名を考えるものだろう。クラスにテロリストが入ってきてそれを撃退する妄想など誰もが通る道だ。私もそんなことを、若い頃に考えていたが歳を取るごとに考えることがなくなっていった。


しかし、どうだろう。体が若返り、精神も少し若返ったのだろう。心の底から中学、高校の頃の自分が叫んでいることがわかった。


「この機会を逃してはならないと。自分の思いの儘を表現しろと。」


そう言っているように感じた。


「よし!刀鍛冶極めるぞ!」


そう意気込んで、家の端にあった小屋へと足を進めた。





小屋に刀鍛冶ようの炉はないと思い、場所確認のために小屋へと向かったがそこには、


「最初からありました。( ・´ー・`)」


とでもいうように炉が小屋の真ん中で存在感を放っていた。 


「何でしょうね。このご都合主義のような展開は…。しかし、感謝しなければならないといけませんね。ご都合主義であれ、私が鍛冶をする場所があるというのは嬉しいことですので。」


そうして、炉へ進み刀を叩く小槌に手を伸ばすと、頭の中に刀の作り方が1から100まで浮かび頭の中に文字が浮かんだ。


〈刀鍛冶:LV1〉


「これだけでレベル上がるんだ…。まあ、私にとっては好都合ですか。」


多分、刀作りをするために必要な道具を触ったり、刀作りをするとレベルが上がるのだろう。


「さて。異世界初、いや前の世界含めて人生初の刀鍛冶頑張りましょうか。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ