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冒険者学校ラミナ

翠ちゃんたちについていくと、冒険者学校という看板が立ててある建物が目に入った。


「ここは?」


そう尋ねると、


「ここはね…。ようこそ、アルカナ帝国冒険者学校ラミナへようこそ!!」


こ、ここが…。いかにも冒険者たちがいそうないかつい外装の建物だった。


そう言えば、一つ気になっていたことがある。彼らは皆年齢が違うはずなのに冒険者としてパーティーを組んでいた。


「そう言えば、君たちって何年くらいこの学校に通っているの?」


「私は2年ちょっとかな。」


「俺は3年ちょっとだな。水樹も俺と同じくらいだ。」


「そうなんだ。なんで翠ちゃんと雷華くんたちはなんで通ってる年数も歳も違うのに、おんなじパーティーですっごい仲いいの?」


「あぁ、そのことか。まあ言ってもいいか。」


そう、前置きを置くと身の上話を話してくれた。


「俺達はまあ、いわゆる幼馴染ってやつだな。それで、俺と水樹が冒険者学校に入って2年目に入ったときだったかな、翠の親が魔獣に殺された。翠は親が殺されたあと一人になってな、それだったらと冒険者学校に連れてきたってわけだ。」


気の毒なことを聞いてしまったみたいで、急いで謝ることにした。


「ご、ごめんね?」


「大丈夫だよ、渚沙ちゃん。私は前向いて行こうと思ってるんだ。」


「ありがとね。翠ちゃん。」


「まあ、話は後でするとして早速入っちゃおっか。冒険者学校。」


そうして、翠ちゃんについていくと勢いよくドアが開かれ、猫耳の受付嬢が水晶玉を持って立っていた。


「ようこそ。冒険者学校ラミナへ!って翠ちゃんたちじゃないですか。その女の子はどうしたの?」


「ただいま。ああ、この子は渚沙って言って記憶喪失だから連れてきたの。」


「そうなんだ。じゃあ、改めて冒険者学校を紹介しようか。ここは、冒険者学校ラミナ。子供から大人、人間から鬼族まで幅広い年齢、種族が通ってるんだ。そして、ここでは冒険者のランクも表されてF〜Sまであるよ。」


「なるほど。ありがとうございます。」


「じゃあ、渚沙ちゃんも魔力測って、ランク出してみようか。この水晶玉に手をかざしてみて。」


そう言われたので、水晶玉に手をかざすと、濃い赤色に光った。


「ねえねえ、翠ちゃん。これってどうなの?」


そう尋ねても、反応がない。まるで屍のようだ。ってそんなことを言ってる状況じゃないな。


「ど、どうしたの?なんかまずかった?」


そう尋ねると、


「渚沙ちゃん!すごいよこれ。ランクA+だよ。A+!!」


「まあ、そんな事はいいから。で、私は冒険者学校に入れるの?」


「いやいやいや。そんな事はいいから。じゃないよ。A+だよ、A+。超上位ランクだよ。普通に10万分の1じゃないかな。」


そんなことを翠ちゃん入っていた。


「へぇ〜。すごいんだぁ。まあ冒険者学校に入れるならいいや。」


そうして、能天気に渚沙は冒険者学校へと入っていくのだった。

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