第11話:初めての戦い!グランポッロとの激闘
主人公!初戦闘!
ー第3層ー
フェイが祈るように目を瞑る。
杖に光が灯り、声を押し殺しながら詠唱を始めた。
「疾風よ、刃となり敵を斬れ。ウィンドカッター…!」
その瞬間、風の刃が生まれる。
鋭く輝く それは杖の先端から一直線にグランポッロの背中に向かって飛んだのだ。
ザシュッ!!
「うっ……すみません…倒し切れなかったです……」
グランポッロは鋭い目でこちらを睨みつけ、そのくちばしをカチカチと鳴らしながら、足を踏み鳴らして威嚇してくる。
「もう一撃…!」
「よし!予定通り俺が時間を稼ぐ……!」
「来いっ!俺が相手だ!」
くちばしの攻撃を盾で真正面から攻撃を受けた。
ガキィンッ!!
衝撃が体全体を突き抜ける。
「ぐっ……!?」
(想像以上の威力だ!)
盾が衝撃を受けて俺の手から弾き飛ばされ、後ろに転がる。
(ヤバイ……! このままじゃ……!)
立ち上がる間もなく、グランポッロが次の攻撃を仕掛けてきた。
その瞬間——
視界が真っ赤に染まった。
(な、なんだ!? )
本能的に、これは危険だと感じた私は、反射的にその場を退いた。
ズバァァッ!!
俺がいた場所に、グランポッロの爪が深く突き刺さる。
「危なっ……!」
視界の端に再び赤いモヤが広がった。
そのタイミングでグランポッロが再び突進してきた。
(これって……もしかして、モヤが見える時が攻撃の合図!?)
確信した俺は、次の攻撃も躱した。
「なるほど……これならいける!」
グランポッロの攻撃が来るたびに視界が赤く染まり、俺は動きを予測して回避する。
「おおっ! よけられるぞ!」
絶妙なタイミングで徐々にと攻撃をかわす俺を見て、グランポッロが少し動きを鈍らせた。
「陽さん! 魔法、もう一度撃ちます!」
フェイが再び詠唱を始めます。
「疾風よ、刃となり敵を斬れ……ウィンドカッター……!!」
風の刃が真っ直ぐに飛び、グランポッロの胸元を切り裂く。
ズバァァッ!!
グランポッロは鳴き声を上げ、最後に大きく跳ね上がった後、その場に倒れ込んだ。
「……や、やった……?」
静寂が戻った。
俺とフェイはしばらくその場で立ち尽くした。
そして、ゆっくりと息をつくります。
「……倒せた……陽さん……ありがとう、ございます……」
フェイがほっとしたように笑った。
「いや、こっちこそ助かったよ……危なかった……!」
(盾が弾き飛ばされた時はどうなるかと思ったけど、何とか勝てた…
それにしても、攻撃される時、危険な時に見えるあれは魔眼ってやつか…何で俺がこの世界に来たのか全然わからないけど、この目があれば魔物相手でも戦えることができる!上手くいけばなろう系の主人公にもなれるんじゃないか俺!よし、こうなったら俺tueee系主人公になってこの迷宮を攻略してやる!)
「倒せましたね………
よ、陽さん大丈夫でしたか!攻撃されましたけど、怪我してないですか!」
「大丈夫!最初は盾で受けたし、他は全部避けたから!」
「そうです!陽さん凄かったです!
攻撃を全部避けてて、どうやってやったんですか!」
「俺には特殊能力があるみたいだ!」
「特殊能力?スキルみたいなものですか?」
「スキルって?」
「私が使った魔法みたいに特別な力のことです。他には身体強化や癒しの力等があります。」
「なるほど、なら俺のスキルは魔眼だな!攻撃時や危険を感じるとそれがモヤ等が出て分かるんだ!
この魔眼があれば敵の攻撃は全て避けれるから前衛は任せてくれ!」
「はい!これからもよろしくお願いします!」
「ああ…// これからもよろしく!」




