表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩壊神話  作者: 落胆者赤色
ウロボロス抗争編
11/17

捕食者(イーター)

銃声が辺りに響く。

「一旦2人のいる部屋に行く!」

すでに部屋の中は弾痕だらけになっていた。

玲は扉を開け、部屋に入る。

蓮馬もその後へ続く。

「無事か?」

「一応。ただ彩香が…」

彩香は小刻みに震えていた。

「お兄ちゃん…怖いよ…」

「どこだ!赤道玲!埋める者を渡せ!」

「マフィアもしつこいな。それ程に蓮馬が欲しいのか」

「まずは周りから乱射してくる敵を潰さないとですね…」

「分かった。それはお前に任せる。能力を発動するために…思考しろ」

「はい!」

蓮馬は扉を勢いよく開け、部屋を出ていった。

「二人はここにいろ。室内の敵は俺が排除する」

蓮馬が開けた扉から、玲は台所に飛び込む。

取ったのは包丁。

そのまま自分の腕に沿って両腕に傷をつける。

傷口から血液が射出される。

そのまま、廊下の扉を開けると、マフィアの構成員およそ5人。残りは外で待機しているのだろう。

「俺はここだ!」

構成員が玲に向かって銃を乱射する。玲は、自分の腕の血液を盾のように展開し、銃弾を防ぐそのまま玄関を開けて走り続ける。するとそこには…

「久しぶりですね…赤道玲」

「…敦か」

「覚えててくださったんですか。しかし、今は思い出話をする暇はないんです」

「…埋める者蓮馬を捕獲するためか」

「邪魔をするならあなただろうと…喰らいますよ」

敦の歯から長い牙が生える

爪は異常なまでに伸びていた。

「…近くで起きた殺人事件の犯人はお前だったか…」

「えぇ。丁度お腹が減ってしまいまして。普通はこんなことにならないように、外出前に食べていくんですけどね…我慢できずに食べちゃいました」

「随分残酷な能力を手にしちまったものだな」

「…そう、です、ね!」

敦が飛び込んでくる

(速い!一歩の踏み込みだけでここまで!)

玲は敦の長い爪による攻撃を首を曲げて回避する。が、玲の右頬には、鮮血の一閃が出来ていた。「…身体能力も強化するか」

しかし、玲の能力は…

「一つ!攻撃手段が増えた…」

玲は右頬の血液を射出する。

そして、血液の盾を展開していない方の腕の血液で獣の(アギト)のような形を作る。

同時に、右頬も同じ工程を踏んで、同じものを作り出していた。

「行け!」

玲は敦目掛けて二つの(アギト)を放つ。

敦は片方を牙で噛み砕き、もう片方を爪で削ぐ。が…

「!!?」

噛み砕いたはずの(アギト)が、左肩を貫いていた。

「俺の能力は、即時展開が可能だと昔教えたはずだが?」

玲は呆れたようにため息を吐く。

「悪いが捕まってろ」

血液を(アギト)の形から直し、触手のような縄で拘束する。

「赤道さん!」

「無事だったか。成功したか?」

「はい。何とか…」

表情から察するに相当体力を消費したのだろう。

「赤道さん…アンタ昔教えてくれましたよね?」

「何をだ敦」

「強者が弱者を追い詰めすぎると、弱者が反発し、逆に強者を追い詰めると…」

敦は左腕に注射器のようなものを手にしていた。

「…それを手放せ」

「私はまだ捕まる訳にはいかんのですよ。だからあなたを殺してでも逃げます」

「赤道さん…」

「…警察に応援を要請しておけ」

「わかりました」

蓮馬はそのまま走り去った。

「…やめろ。それを打つな」

「敵に同情ですか。そういうところが嫌いで仕方なかったんです……さよなら」

「やめろぉぉぉぉ!!」

敦が注射器を首に刺した

…すると

「ぐギギギ…グギャー!全部クウ…ニンゲンオマエらゼンブ」

「…分かった。そっちがその気なら…全力でお前を殺す」






暴走した捕食者(イーター)VS鮮血の死神!

次回「能力暴走」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ