↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/14

第7話:ありふれたクエスト

 僕たちの4人で受ける最初の依頼は『ゴブリン討伐依頼』だった。

 ありふれた、だけど届かなかったクエスト。



「入口の見張り、仕留めたよっ」

 レイネの矢が音もなく見張りを無力化する。

「よし、静かに入ろう……」


 通路をゆっくりと進むと、巡回のゴブリンにはちあった。2匹のゴブリンが一斉に襲いかかる。

「そんなもの、私一人で十分ですっ!」

 それをアイリスの盾ががっちりと受け止める。

「グギッ!?」

 それでも無理やり通ろうと迂回を試みたゴブリンが、

「隙だらけっ!!」

 ステラが振るうフレイルの強烈な一撃で叩きつぶされた。

「せいっ!」

 相方が倒れたのに意識を奪われたもう一匹も、アイリスのメイスの直撃で動かなくなる。


 僕たちは冷静に着実に、住処の最深部へと歩みを進めた。


 最深部にはゴブリンの親玉が座っていた。

「グーギャッギャ……ギアアッ!」

「よく目立ついい的だねっ!」

 親玉は立ち上がり号令を上げようとして、レイネの弓に射抜かれた。


 親玉を失ったゴブリンは統率の無いままに襲いかかってくる。


 ステラのフレイルが敵を1体粉砕する。だがその隙を狙って背後からもう一体が切りかかってきた。

「やっばっ!」

 ガキインッ!

 ジャストタイミングでアイリスのカバーが入る。渾身の一撃を弾かれた敵は大きくバランスを崩した。

「あ、ありがと……」

「隙は作りました! 今です!」

「うんっ!」

 ステラのフレイルが唸り、敵を鎧ごと粉砕する。

「……あなたのフレイルは受けたくありませんね」

「へへぇ。誉め言葉ありがと! あとガード助かったよ!」


「ヒールっ!」

 味方の撃破にゴブリンが怯えている間にアイリスとステラにヒールをかける。

「これで全快です……さあ、かかってきなさい!」

「かかってこないならこっちからいっちゃうよ!」


 ゴブリンは1体、また1体と数を減らしていく。こちらの勢いは止まらない。


 そして僕たちは、『ありふれた』ゴブリン討伐依頼を『ありふれた』方法で制覇したのだった。


ノクターンノベルズにて、同じ作者名で連載中。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。