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第7話「希望の光」―加護の萌芽―
「……来いよ」
もう一度、踏み込む。
より強く、より早く。
形は崩れている。
だが、その瞬間――
剣が、まばゆい光を放つ。
カイルの姿がかき消えるほどの光が、刃から溢れ出す。
空気が震える。
その場にあるはずの闇が、一気に消えていく。
「閃突ッ!!」
光を宿した突きが怪物の右肩に直撃する。
吹き飛んだ腕が、地面に転がる。
溢れ出る血が、地面を染めた。
「……?」
怪物が、止まる。
初めて。
視線が、自身の肩へ向く。
断面から血が流れている。
再生しない。
「……」
何が起きたのかを、理解できないでいた。
「……おかしいな」
腕を動かす。
ない。
そこにあるはずのものが。
もう一度、肩を見る。
血が流れている。
それだけ。
「……ああ」
口元が、上がる。
だがそれは、笑みではない。
歪んだ、怒り。
「……なるほど」
視線が、カイルの剣に向く。
次の瞬間――
消える、残像すらない。
認識が、追いつかない。
「……ぁ」
カイルの身体が持ち上がる。
首が締まる。
左腕が、喉を掴んでいる。
「……それ、本物だ」




