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エリミネアー世界の敵を排除するー  作者: AtoRei
序章「産まれない事が救いだった」

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3/32

第3話「異形の侵入」―崩壊の始まり―



夜。


灯りが揺れている。


食卓には料理が並び、湯気が立ち上る。

肉の焼ける匂い、パンの香り、甘い菓子の匂いが混ざり合い、室内の空気を満たしていた。

中央にはケーキが置かれ、十五本の火がわずかに揺れている。


十五歳。


大人になるには、まだ遠い。

けれど、子どものままでもいられない。


いつか、

この家を出る日が来るのだろう。


《機関》の戦士のように、

誰かを守るために剣を振るう日が。


その時、

ちゃんと胸を張って父の娘だと言えるように。


強くなりたい。


そう思いながら、

リュシアは揺れる火を見つめていた。


「おめでとう」


ユリウスが静かに言う。


「おめでとー!」


リィナの声は弾んでいた。


少女は小さく頷き、揺れる火を見つめる。

そこにある光は弱く、しかし確かに温かく、指先に触れれば簡単に消えてしまいそうで、それでも今この場にある全てを象徴するかのように揺れていた。


息を吸い、吹きかける。

火が消える。


その時、

少女の呼吸がわずかに止まる。


――壁の向こうで、何かがいる。


その感じた瞬間、壁が内側へ弾けた。

木片が飛び散り、皿が割れ、土埃(つちぼこり)が舞い上がる。

その中に、男が立っていた。


何も言わない。

ただ、腹を撫でている。

ぐじゅ、と音がする。

青白い皮膚はところどころ裂け、剥がれ、血が(にじ)んでいる。

そして、その裂け目は音を立てて閉じていく。

また別の場所が裂け、戻り、また崩れる。

――腹だけが異様に膨らんでいた。





こんばんわ、アトレイです。


第3話ありがとうございます。


いよいよ怪物の登場です。

見たこともない怪物の描写って難しくないですか?


頭の中では、こんな感じってものがあるんですけど、

結局なんだが定まっているような定まっていないような、さだ○さしのような……。


ごほん、、、


イラスト描けたらもうちょっと違うのかな。

でも美術2だったしなぁ。


皆さんがどう設定作りしているのか、気になるところです。


でわでわ。



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― 新着の感想 ―
15本の火が消えた瞬間の静寂と、直後の崩壊。 その対比、違和感が増します。 温かい家族の時間を切り裂く異形の描写、少女の「理解の追いつかなさ」が伝わってきます。 どうか誰も欠けないでと願わずにはいられ…
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