第十一日 中
<紅顔高校>
葉束「…戦闘科数名…配置着いたな。合図があるまで動くなよ」
葉束「それにしても、生徒を屋上に集めて人質にとったか……舐め腐りやがって」
葉束「最後の確認だ。俺が正面から行き、時間をかせぐ。お前たちは俺の後に続き、校舎の下で準備して落ちてくる生徒を保護する。」
戦闘科「「了解」」
……
生命体「んん?来やがったな!」
葉束「門番に猟奇一体か」スッ…
ズゴゴゴッ
生命体「っ?!な、なんだこれ!おい!出しやがれ!」
葉束「コンクリートの檻だ。早く出ないと窒息するぞ」
葉束「二人とも校舎下へ」
……
イヌ「あ…来たぁ」
イヌ「流石にあの駒一匹くらいなら突破するか」
葉束「お前は非人道的個体だな。生徒から離れろ」
イヌ「そんな態度でいいのかぁ?コッチには人質が…」
葉束「させねぇよ。動いた瞬間、お前と…あと三匹も殺す」
イヌ (かなりの威圧感。AOGでもかなり上の人間!当然持ち帰りたい)
イヌ「やってみろよぉ…まずはここにいる一人殺…
ズザァァッ
イヌ (砂の壁?!)
葉束「全員離れろッ!」ズドォッ
イヌ「足場が盛り上がっ……っ?!」
イヌ (チッ…手元の人間がいなくなった)
葉束「手元に盾が無くなって不安か?」
イヌ「これで勝ったつもりか?屋上にはまだいるぞぉ!ロバ!ニワトリ!落とせ!」
葉束「無駄だ」
……
ニワトリ「ほいほい」ガシッ
生徒「な、おい!やめろ!離せって」
ロバ「ん…コイツで良いか」ヒョイっ
生徒「い、嫌…だっ!」
ニワトリ「じゃあなぁ」ポイッ
日来守「っ…!(人が多くて…近づけな…)」
ニワトリ「ははっ!案外面白いな!」
ロバ「…そうかの?」
日来守「(私に…できること…)…っ!」
日来守「……ない」
日来守「何も…」
…
戦闘科「キネ!準備はいいなッ!」
キネ「OK!」
ぼフンッ…ドふっ
生徒「…な、何これ…?何もない所に浮いてる」
生徒「網?」
キネ「コウリ!この子達を保護したら、すぐに反対側にもネット張るよ!」
コウリ (俺が校舎周辺にネットを張り、キネがそれを透明化させる…屋上の敵が気づくまではこれで耐える)
コウリ「そうだな、早く…
ネコ「〜♪…あ、やっぱいた。イヌの言うとおりだ。見張りしといて良かった」
コウリ「っ?!(生命体…まずい)キネ!子供たちに透明化…
ザッ
コウリ「あ…」ドサッ
ネコ「イヌが、殺さず捕らえろ!って言ってたけど……まぁ、一人は殺していいよね」
キネ「コウリッ!(鎌のようで…切れるサックス…)お前…よくもコウリを…ッ」スッ…
ネコ「あれ?消えちゃった…そういう能力?」
ネコ「瞬間的に移動したのか…見えなくしただけか…。とりあえず切っちゃお」ブォンッ
キネ (大雑把で大振り。その軌道じゃ…)
ネコ「あれっ…なんか引っかかった」
キネ (コウリが張ったネットに引っかかる!今ッ!殺すッ!)スッォッ
ネコ「ん…そこにいたんだ」
ゾリッ
キネ「ゔッ?!」ドサッ
キネ (さ、刺さらなかった…刃が当たる直前で…水みたいに避けられた)
ネコ「仕留めたのかな?ま、いいや!ここら辺の引っかかるやつ切っとこ」ブンブン…
キネ「それは…だ…め…」
ネコ「あ、そうそう。死体も回収しとくんだった。透明の方は…いいや、面倒くさいし」
…
葉束 (コウリとキネが…アイツらが殺られた?!)
イヌ「顔色が悪いなぁ、さっきまでの威勢はどうした?」
葉束「…」
イヌ「安心しなよぉ…少なくともお前は殺さないからさぁ」
葉束(生徒優先だ。コイツは後回し…)
…
ロバ「ニワトリ、亜空間の扉を開いておく。その間こいつらを監視しておけ」
ニワトリ「おうよ」
日来守 (このままじゃ、みんな殺される…ノナリも、ナコもバルコ君も…皆)
ニワトリ「んじゃ、次はおまえで」ヒョイっ
ナコ「?!や、やめて!」
日来守 「っ!」
日来守「ぁ…ぁ…」
ニワトリ「よし、コレで三人目。あれ?何人残しておきたいんだ?ロバ」
ナコ「…ぃ…ゃ…」
ロバ「少なくとも一人ぐらいいればよい。どうせコイツらはイヌの行う"実験"とやらに耐えられる年齢じゃない」
ニワトリ「へぇ…」パッ
ナコ「……ぁ」
日来守「だめ!!」




