第十日 後
<まちなか>
ネコ「"めいじる。AOGをつぶせ"って言われてもなぁ、なにか案がある奴!」
ロバ「奴らは問題が起こったらすぐ来る。そこら辺のヤツらを殺せば来るはずだ。待っていよう。」
ニワトリ「そう簡単にいくだろうか?AOGのやつらを全員殺すとなると……私ならともかく、ネコなんてすぐに殺られるだろうからな!」
ネコ「んだとコラ」
イヌ「僕に考えがある…僕に着いて来てよ」
子供「〜♪」
イヌ「いたいた。よし実験だ。ネコ、ちょっと問題起こしてきてよ」
ネコ「え〜」
イヌ「殺すなよ。もし殺すなら、助けを呼んだ後に殺せ」
ネコ「はいはい」
イヌ「君ぃ、いい音楽を奏でてるねぇ」ガシっ
子供「えっ?!」
イヌ「静かに…子供の泣き声は嫌いだから」
子供「んぬぐっ」
ニワトリ「何する気だ?実験て」
イヌ「実験…。AOGの奴らは人質を取られたらどうするのかってね」
……
戦闘科「発見した。ターゲットは4名。子供を人質にしています。…はい、はい。分かりました。増援を頼みます」
イヌ「やっと来た。到着時間もメモしなくちゃ…」
戦闘科「お前達!何が目的だ!」
ニワトリ「コイツは…殺っていいのか?イヌ」
イヌ「まぁまぁ、ここは僕がやるから。ブレーメンの音楽隊として、美しい音楽を奏でるよぉ!」
戦闘科 (楽器…武器か?)
戦闘科「ターゲットは武装しています。それも特殊な…」
イヌ「さっきからさぁ!通信してるみたいだけどいいのぉ!この子殺しちゃうよ!」
戦闘科「なっ、お前ッ!」
イヌ「切れ。通信機をそこに捨てろ」
戦闘科「…一度通信を切ります」
イヌ「これは強さテストでもある。本気でやれよぉ!」シュッ…パッ
戦闘科「投擲タイプの武器…(能力はおそらく音関係)」ダッ
戦闘科「その子から手を話してもらおうか!」
イヌ「そのまま…そのまま…」
ガシャッ、バシィンッ、
戦闘科「投擲武器ならそう来るだろうな」
戦闘科「はぁッ!」スタッ
イヌ「チッ… (戻ってきたシンバルでちょん切れるハズだったのに)」パシっ
イヌ「なら、これはどうだいっ!」シュッ…パッ
戦闘科 (これくらいなら…容易に落とせる!)ガシャィンッ
イヌ「ははっ、馬鹿だねぇ…〜♪!」
…ズォンッ
戦闘科 (衝撃波ッ!いきなり?!)
ズドンッ
戦闘科「ゔ…ぎぉ…」
イヌ「チッ…当てるの早かったかなぁ」
戦闘科 (いつだ?能力発動の動作は?)
イヌ「トドメ…刺してあげないとなぁ」
戦闘科「っフンッ!」ブォン
イヌ「おっと…活きのいい」タッ
イヌ「でももう、立ってるのも辛いだろう!」シュッ…パッ
戦闘科 (直線…いや、カーブ!叩き落とす!)
戦闘科「…いや、ダメだ!」フッ
戦闘科 (先程、叩いたら吹き飛ばされたんだ。トリガーがそこにあった!)
イヌ「…面倒くさい」
ガシャンっ…ガシャィンッ…ガンッ…ガシャィンッ…
戦闘科 (後ろで跳ね返っているが、俺には当たらない!)ダッ
イヌ「かかって来なよぉ!もう一方のシンバルで叩き切るからぁ!」
戦闘科「やってみろ」
イヌ「らァっ!」ブッんッ
スカッ
戦闘科「っしゃぁ!」
戦闘科「もらっ…た
ガシャ〜ンッ
戦闘科「叩きつけで…音を…
イヌ「残念だったなぁ!、〜♪!」
戦闘科 (そうか、発動トリガーは…声と…
ドゥンッ
ゴシャッ
戦闘科「…」
イヌ「おいおい…まだ死んでくれるなぁ?聞きたいことが沢山あるからさぁ」
戦闘科「…
戦闘科「っ…ぁ…」
イヌ「?」
戦闘科「その、子…だけ…は」
イヌ「どうしようかなぁ〜」
戦闘科「…っ!」
イヌ「まぁまぁ、交換といこうじゃないかぁ?このガキを見逃す代わりに情報をくれよぉ。AOGの構造とかぁ…」
戦闘科「わ、わかっ、た…交換だ」
イヌ (こんなガキ一人でここまで上手くいくとは思わなかった)
イヌ「ほんとにこんなガキ1人と交換でいいのかぁ?」ガシっ
子供「〜!」
戦闘科「いいからその子…連れて、こっち来いよ」
戦闘科 (俺の能力は…予測…ができる。自分の頭の中にある情報から予測する。能力によってその予想の正確性は格段にあがる。)
戦闘科 (予測によればあと数秒で増援が来るはずだ。あとは増援にこの子を託す)
戦闘科「ほら、耳…貸せよ」
イヌ「従順で助かるよ」
戦闘科 (俺の予想によればこの選択のせいで、俺は必ず死ぬ。)
戦闘科「お前達が……欲しそうな、情報…」
戦闘科「なんて…言うかよ!」
戦闘科「」げしッ
子供「痛っ…?!」ヒューン
イヌ「この…っ!しまった…!」
ゾリンっ
戦闘科「かっ…」
イヌ「チッ…ネコッ!そのガキ逃がすなよ」
ネコ「了解」
酒林「させるかよ!」ズゴォンッ
ネコ「っ?!」ぬるんっ
酒林「はぁ…!はぁ…!」
酒林「ナオキッ!生きてるかッ?!」
イヌ「こんな真っ二つで生きてる訳がないよなぁ」
酒林「っ…(四対一…いや、まずは子供を助けるのが優先だ。)」
酒林「よく頑張ったな…ナオキ。後で必ず迎えに来る」ガシっ
酒林「がきんちょ!掴まってろよ!」ダッ
イヌ「僕達も帰ろうか」
ネコ「いいの?!アイツらを取り逃しても!」
イヌ (まぁいいか。AOGの到着時間、増援の到着時間、人質を取られた時の対応…大まかすぎるが段々と掴めてきている)
イヌ「言ったでしょ。実験だから」
ニワトリ「つまらねぇなぁ!なぁ?ロバ!」
ロバ「」
イヌ (寝てる…。やはり僕がブレーメンの音楽隊をまとめないとね)




