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第十日 中

秦軸「っえっしょっいッ」

生命体「寒いか?」

秦軸「…いや、大丈夫です」

生命体「俺は黒ノ 正露丸(くろの せいろがん)だ。」

秦軸「せ、せいろ…?」

黒ノ「ほら、姿がまんま正露丸だろう?」

秦軸 (確かに球だな)

秦軸「何をしてくるか分からない…」

黒ノ「さぁ、模擬試合は始まっているぞ!」ガチャコンッ

秦軸 (変形ッ!そういうタイプか!)ダッ

ズドドドドッ

黒ノ「安心して欲しい。これは全てペイントボールだ。素材も柔らかい。研究科が作ってくれた訓練科用の弾だ」

秦軸「うへぇ…障害物から出たら一瞬でお陀仏だよ」

秦軸 (移動方法はスライドして来る。能力?発動時には一瞬のタイムラグがあるが一瞬だ。近づけない。)

秦軸「まぁ…幸い?あんなにデカデカとした風船を割れば勝ち」

秦軸「能力無くても行けるぜ」


黒ノ「とっておきだ」どひゅっ

秦軸「んぁ?あれは…ミサイル?!」

黒ノ「インク爆弾投下だっ!」


ドッパチャッ


秦軸「っぶねぇ…ちょっと飛び散ったが、無……事」

黒ノ「チェックメイトだ」

秦軸「っ…」

黒ノ (さて、どうでるか?)

秦軸「た、たんま!」

黒ノ「命乞いか。(実際の戦いならココで生命体共に嬲り殺されている。残念だが、まだまだ…)」

パヒュンっ

黒ノ「っ!視界が!これは…俺の放ったペイントボール」

秦軸「あんだけ撃ってりゃリロードを挟んでるはずだ。でも、結構こぼすんだってな?ペイントボールのリロードってよぉ!」ダッ

黒ノ「やられたよッ!」ズドドドドッ


秦軸「はぁっ…はぁ…」

秦軸 (やっべぇっ!考えろ…このままじゃ、またミサイルくらって終わりだ。くっそ…俺の能力が戦闘向けだったらなぁ!なんだよ真鍮出す能力って!こんな円柱の真鍮を出せたぐらいじゃ…)

秦軸「そういえば俺…なんで円柱形でしか出せないんだ?」

秦軸「もっとこう…コテみたいに…」ズズッ

秦軸「っ!いけた?!」

秦軸「これをシールのある部分に被せりゃ…」


黒ノ「お?」

黒ノ (あれは…篭手か)

秦軸「これで行ける!」ダッ

ズドドドド

秦軸「っ…ぉぉおおお!」

黒ノ「実弾なら死んでいたが…まぁいい!来い!」

秦軸「おっらッ!」ブォンッ

スカッ

秦軸「なっ…」

黒ノ「当たり前だ…避けるに決まってるだろう!」

秦軸「んてね。もってくれよ。俺の足ッ!」がッ

黒ノ「金属の小球…

パァァッン



……


朱九「めちゃくちゃだったな…」

秦軸「はぁ…ぁー、つかれたぁ」

啓去「…確かにシールは無事だ。だが、その全身の色…本当だったら、そこ全てが消し飛んでると思え」

秦軸「そんなぁ!頑張ったのに〜」


……


啓去「まぁ、黒ノも黒ノでやばかったな。新入生相手にあそこまでするのか…」

朱九「はは…、次は芋ノ目さんとノギさんですね。ペアでの希望です」

啓去「あぁ……確かに戦闘能力があまりないグループには許可したな」


……


芋ノ目「うぅ…」

ノギ「頑張ろ、叶想!」

生命体「始めます」


………


日来守「おぉ〜みんな帰ってきた。おーい!」

秦軸「…」

豚日「ぶっ…か、顔洗ってきなよ…」

芋ノ目「えへへ、日来守先輩、自分ちゃんと出来ました」

日来守「偉ーい!」

ノギ「……」



ノギ (圧倒的だった…)


芋ノ目「ノギ、風船割るの頼むね」

ノギ「え?…あ、うん」

生命体「」ダッ

生命体「ゔッ…」ドゴスッ

生命体「壁…?…っ!体の周りが…壁…だらけ…に」

芋ノ目「動きを封じました。手を動かす隙間すらない」

ノギ「あ、今っ!」シュルルル

スパンっスパンっ…

ノギ「…終わっちゃった」

芋ノ目「…や、やった…う、上手くいった」

生命体 (あの子が動きを止め、もうひとりが植物で攻撃する。初見じゃ防げず、近づけない。強い!く、悔しい)



ノギ「それにしても、あの時の叶想…凄い怖かったな」

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