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第五日 中

<都市護衛科棟>

感梨「…ん、まさか…今って…晩御飯時…っ!」

感梨「…皆さん、この先が都市護衛科棟となります。私はここで待っているので行ってきてください」

皆「…?はい」

日来守「感梨さんどうしたんだろうね?」

豚日「んー…もしかして都市護衛科の人って怖い人達なんじゃ…」

芋ノ目「…」ガタガタ

男「お!きたきた!おーい!こっちだぞ〜!」

女「無駄にハイテンション…!うるさいンすけど!」



男「あっれ…おかしいな…感梨も来るって話だったけど…」

女(逃げたな…私も逃げたい)

男「まぁ、いっか…俺は二海苔楼 (じみこけろう)ビャン吉(びゃんきち)!よろしくな!」

女「私は喰美壁(ぐみへき) 蹴成(しゅうな)だよ〜よろしくね〜」

皆「よろしくお願いします」

二海苔楼「まぁ、この時間になってお腹も空いてるだろ!ラーメンを作ってあるから食ってけ!」

喰美壁「…ははは…この人ラーメン屋やってンすよ…」

皆 ザワザワ オイシソー

喰美壁「わ、私外食で…

二海苔楼「喰美壁!安心しろ!お前の分もあるぞ!」

喰美壁「ですよねぇぇぇええ!」

モグ…モグ…

日来守「…」

豚日「…」

芋ノ目「…」

(まずい…)

二海苔楼「いやぁ、声も出なくなるほど美味いかぁ…嬉しいなぁ」

喰美壁「…ぅぅ…」モグ…モグ


…………


日来守「食べ…終えた」

豚日「く…」

芋ノ目「…」グヘ

日来守「か、叶想ちゃん!叶想ちゃーん!!」

二海苔楼「よし、皆食い終わったし、都市護衛科の紹介をするか!」

喰美壁「む、惨い…!いとも容易く行われるえげつない行為…!」



喰美壁「ここは…オペレーター室ですね」

男「遅かったっすね…まさか」

二海苔楼「あぁ、ラーメンを振舞ってたんだよ」

男「ヒィッ…惨い…っと、紹介がまだっすね…僕は壊部(かいべ) 即寺(そくじ)、よろしくね」

日来守(沢山機材がある…)

喰美壁「あ、壊部さん、能力使わないでくださいね。この前パソコン壊した事、副リーダーめっちゃ怒ってたンすよ…」

壊部「はぃぃ…」

二海苔楼「新入生の皆、ここでは都市護衛科の皆に命令を通達したりしているぞ!まぁ、最近目立った事件もないしあまり使ってないけどな!」

二海苔楼「そういえばリーダー達はどこ行ったんだ?」

壊部「リーダーなら事務室にいる…多分、副リーダーも…」

喰美壁「じゃあ壊部さん、一緒に行こっか」

壊部「……へぃ」



二海苔楼「こんばんわー!」

男「うっせぇ、今リーダーが寝てるんだからそっと…って新入生達もか」

男「…zzZ」

男「おーい、リーダー…リーダー…おーい」ユサユサ

喰美壁「リーダーは最近、書類仕事が忙しかったンすね」

男「まぁ、いっか…俺は副リーダーの尾愚等(おぐら) (よう)…こいつはリーダーの道山(みちやま) (かこう)だ」

日来守(リーダーの方が年下のこともあるんだ…)

尾愚等「で…壊部ェェェ…また機材を壊しやがっなァァァァ?」

壊部「ヒィッ…そんなぁ…あれは事故でぇ…」

尾愚等「二海…喰美壁…新入生にちゃんと紹介してやれよ…壊部…こっち来い」

壊部「生きてたら会おうね皆」

二海苔楼「はは…後でラーメン作ってやるか」

喰美壁「それは壊部さんのためにもまじでやめてください!」

二海苔楼「あ〜…ここの紹介しなきゃね。ここでは書類仕事をするよ…で、リーダーはその書類仕事仕事に殺られたと…」

喰美壁「なんまんだぶなんまんだぶ…」

二海苔楼「そういや、今日までの書類で喰美壁がやらなきゃなのが…」

喰美壁「…さぁ、次は寝具保管庫兼休憩室にレッツらごー」

豚日(誤魔化した)

二海苔楼「じゃ、ついでにリーダー運ぶか」



二海苔楼「おいしょ」トスッ

芋ノ目(凄く広い…)

二海苔楼「よし、ここの紹介を…

女「ククク…!来たか…!」

日来守「ぇ、今のどこから」

豚日「て、天井に何かが…!?」

女「約束に命を懸ける女…スパイダ〜…

喰美壁「早く降りてください。三十路のおばさん」

女「誰が三十路のおばさんだ!…それに私はまだ29だ…」

女「おっと、紹介が遅れた…私は…スパイダ〜…

二海苔楼「その名前やめて?」

女「…限裁(きりたち) (きぬ)…です…はい」

芋ノ目(これって言わゆる厨二病…)

限裁「…ねる」

喰美壁「あ〜あ、二海さんのせいで限裁さんふて寝しちゃった〜」

二海苔楼「お、俺のせい!?…後でラーメン作って機嫌直してもらお…」

日来守「…火に油…」ボソ

豚日「…犠牲者二人目…」ボソ

芋ノ目「…殺戮ラーメン…」ボソ



二海苔楼「そろそろ交代かな」

喰美壁「そうですね」

二海苔楼「そういや結局、なんで感梨は来なかったんだ?どこへ行くのかも教えずに…」

豚日(今なら分かる…感梨さんの気持ち…!)

喰美壁「ど、どうしてでしょうね〜…まぁどうせ都市護衛科棟の入口付近で待ってるんでしょうけど……あ!そうだ…感梨さんの分もラーメン作ってあげてくださいよ!」

日来守(…あ…)

二海苔楼「そうだな………よし!出来た」

芋ノ目「は、はや…?!」

二海苔楼「よっし、行ってくるぜ〜!」ダッダッダッ

喰美壁「あ、はぁ…じゃあ、新入生の皆さんあと一つくらい見学して戻りましょうか」



ダッダッダッ

感梨「(足音がする)終わりましたか……ゲ」

二海苔楼「お〜い!」

感梨(えーっと、胃薬は)

二海苔楼「何も伝えずにサボるなんてよ…お前らしくないな」

二海苔楼「ほらよ、食ってけ」

感梨「…どうも」

二海苔楼「にしても今年の新入生は皆いい子だな」

感梨「それに関しては…ぅ…同感です」ズズズ

感梨(見た目はいいのに味が良くない)

ズズ

ズズ

ズズ

感梨「…ラーメンを作る時間があったら休んだらどうですか」

二海苔楼「俺はラーメンを作るのが休憩なんだよ」

二海苔楼「それに土日はほぼ休みだし」

感梨「そうですか」ズズ…

二海苔楼「…あ、そうそう、お前こそ休めよな。聞いたぞ?お前も、蓋立も、朱九くんも…皆コンを詰めすぎだって」

感梨「余計なお世話です。訓練科の事は訓練科が管理する事です」

二海苔楼「…そうだな、ちょっと過保護になり過ぎた」

感梨「心配性ですね、そんなに彼らの事を気にしているんですか?数年前の。それなら貴方が気にすることでは無いです。あれは事故ですから」

二海苔楼「そういうんじゃねぇよ。ただ…ただ後輩が…。後輩が活躍すると上が目立たねぇだろ?」

感梨「はぁ…相変わらずですね」

二海苔楼「はは…」

感梨「…そういえば新入生は?」

二海苔楼「あ…」

喰美壁「二〜海〜さ〜ん〜?」

二海苔楼「スミマセン」

喰美壁「じゃああとは任せましたよ感梨さん」

感梨「はい、では次の学科棟へ行きましょう」

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