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ユリアの世界  作者: 花園 満


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123/172

123 ジャスミンの初依頼、帰宅

 ギルドにつくまでの間、少ないながらも人間に見られていた。

 でも敵意は感じず、驚いていたり心配そうに見ているように見える。

 アンズはアンズで、下を向くように私にしがみついている。

 何だろう?


 ギルドについたころにはアンズの気分も大分回復していたようで、少しふらつきながらも自分の足でギルドに入って行く。

 ギルドに入った私たちは、そのままスズランのいる受付まで行き、依頼の報告をする。



「戻ったわよ」

「あ、おかえりなさい。 ユリアさんも早かったですが、ジャスミンさんもずいぶん早かったですね」

「まあユリアは、ねぇ・・・・・・」



 あのスライムの速度を知ってるとユリアの速さは納得する。

 さらに地脈の門で一瞬で移動することもできるし。



「それでは依頼の確認をしますので、依頼の紙をよろしいですか?」

「あ、そうね。 あとこれも預かってるわ」



 スズランに言われて依頼の紙を渡し、ついでに村長から預かっていた紙も渡す。

 受け取ったスズランは依頼の紙を確認した後、村長に渡された方の紙を見ている。



「オークは結局9体もいたんですね。 しかも住処の方も対処済みとは、初依頼なのに大成功ですね」



 スズランが村長に渡された紙を見ながら笑顔で私を褒めてくれる。

 オークを倒したのは私だけど、住処についてはアンズの意見だ。



「では達成処理をしますのでギルドカードをお願いします」



 私はスズランにギルドカードを渡す。

 しかしアンズはカードを出さない。



「アンズさん?」



 アンズが動かないので、スズランが首を傾げている。

 私もアンズの方を見てみると、表情が暗い。

 まだ気分が悪いんだろうか?



「あの、私の方は依頼を、その、キャンセルにしてもらえませんか?」

「え?」



 アンズの言葉にスズランがさらに首を傾げている。

 冒険者の事は良くわからないので私は見守ることにした。



「私、今回何もしてないんです。 行きも帰りも文字通りお荷物でしたし、戦闘中も何もしないまま怪我しただけで、それもジャスミンちゃんに治してもらいました。 なのでできるなら私の方はキャンセルでお願いします。 何なら失敗でも構いません、それほど迷惑を掛けましたし。 もしできないようなら私の分の報酬はジャスミンちゃんに全額渡して下さい」



 アンズはそれだけ言うと、ギルドカードをスズランに差し出す。

 スズランは困った表情で私の方を見ている。

 こっちを見られても昨日入ったばかりの私が対応できるわけ無いじゃない。



「えっと、すでに達成している依頼に関しては失敗やキャンセルにできません。 これはギルド側の不正を防ぐための決まりですので、変えられません。 報酬に関しても、ギルド側から既定の報酬以外をお渡しすることはできません。 ですので、その後の金銭のやり取りはお2人で個人的にしていただく形になってしまいます。 それでよろしいですか?」

「わかりました。 わがままを言ってすみません」

「ジャスミンさんもそれでよろしいですか?」

「私は追加のお金なんていらないわ。 依頼を受けたのだって、ユリアが外に出るように言うから少しでも楽しそうなことをしたくて受けただけ。 私はユリアの所に居ればお金は使わないし、ユリアも私の稼いだお金は受け取らないから貰っても意味ないわ」

「で、でも今日は私のわがままで迷惑かけちゃったし、他にジャスミンちゃんに渡せるような物も持ってないし・・・・・・」



 アンズはアンズで何か償いたいと思っているようだけど、今日中に帰って来れたし、私としてもアンズを利用してたわけだし、特に気にしてない。



「アンズは迷惑かけたのを気にしてるみたいだけど、私は私でアンズを実験台にしてたから気にしなくていいわよ」

「え、実験台!?」



 私の発言に驚き、自分の体を確認するアンズ。

 別に魔法の実験してたわけじゃないわよ?



「アンズはユリア以外で初めて一緒に行動した人間なのよ。 だから人間との接し方と言うか、対応の仕方を試させてもらったの。 と言っても普通に話してるだけでよかったみたいだけど」

「そ、そうなんだ。 私でも役に立てたのかな?」

「依頼では役立たずだったけど、私としては役に立ってたわ」

「うーん、素直に喜べない・・・・・・」



 さっきまでの暗い表情から、困ったような悩んでるような表情になった。

 私はこのまま人間と接しても問題なさそうなことはわかったし、私としても収穫はあった。



「それに依頼を探してくれたのも持ってきてくれたのもアンズでしょ? 私は字が読めなかったし。 もしまだ気が晴れないなら今度頑張りなさい。 次も全く成長してなかったら改めて嫌味を言ってあげるわ」

「え、また一緒に行ってくれるの?」

「その時の気分ね。 1人の方がいい時は1人で行くわ」

「わ、わかった。 私ももっと冒険者として強くなるから、そしたらまた一緒に行こうね!」



 アンズが元気にそう言った。

 アンズはもう放っておいてもいいかな。

 あとは報酬をもらって・・・・・・の前にオークを引き取ってもらわないとか。



「ねえスズラン、魔物の納品は建物の裏よね?」

「えっと、隣で引き取れるのは小型の魔物や魔物の部位で、中型以上の魔物であれば建物をぐるっと回って裏手の扉から入った場所での引き取りになりますね。 何か持って来たんですか?」

「何って、オークを討伐してきたんだからオークでしょ」



 スズランは何を言ってるのだろうか。

 まさかもう私たちがオーク討伐したのを忘れたわけじゃないわよね?



「え、オークを持って帰ってきたんですか!? 確かジャスミンさんは従魔で魔物を運んでるんですよね? ここまでよく運べましたね・・・・・・あ、ギルドとしてはもちろん喜んで買取りますよ!」



 あー、そういえば収納の事知らないんだったわね。



「実はユリアから収納の魔石を貰ったのよ。 昨日結構騒ぎになったじゃない? だから騒ぎにならないようにって朝くれたのよ」

「え、ユリアさんてそんな高価な物を簡単にあげられちゃうほど稼いでたんですね・・・・・・この街でもかなり稼いでましたけど、収納の魔石をあげるなんて」



 魔石に魔法を付与するのに魔石以外何を消費するのか知らないけど、昨日帰って来てからすぐ作れたという事はそこまで難しい素材じゃないと思う。

 他にもいくつか魔石を作ってたし。

 ユリアの事だし収納の中には高価な素材が山ほど入ってる可能性もああるけど。


 それでもユリアの魔石は売れば相場が崩壊するほどと言っていたし、私に簡単に渡せるほどには安価な素材で作れてるはずだ。

 まあそれをここで言うわけにはいかないけど。



「私も詳しく知らないわ。 気になるなら本人に聞いてみれば?」

「いやいや、さすがにそんなこと聞けませんよ。 それにお金を持ってることが広まるとそれを狙う人も出てきますし・・・・・・」

「ユリアを襲っても返り討ちに遭うだけじゃない?」

「そうかもしれませんけど。 ユリアさんも一応女の子ですし、やっぱり何かあったらと心配になるんですよ」



 私はユリアが戦ったところを見たことがないからわからないけど、私よりは確実に強いんだから心配ないんじゃない?

 周りも強すぎるし。

 あ、でも私は「物理攻撃無効」があるからユリアより守りは強いかもしれない。



「ユリアは強いし私は特に心配してないわね。 でももしユリアを襲撃しようなんて輩がいたら、街や国が亡ぶかもしれないくらいの覚悟のうえで実行する事ね。 私にそこまでの力はないけど、精霊王女様が黙ってないと思うわよ」

「え、そんな規模の話になっちゃうんですか?」

「ユリアの所に精霊様がいるのは知ってるわよね?」

「はい。 昨日も会いましたし、聞いた話では他にもいるとか」

「精霊様にも強さがあって、単純に体が大きいほど力が強いわ。 スズランと一緒に居る精霊様でも人間なんかよりはるかに強いわね。 そして上位精霊様1人いれば簡単にこの街1つくらい滅ぼせるだけの力があると言われてるわ。 で、ユリアの所にはその上位精霊様が12人、更に上位の精霊王女様が2人。 この意味、分かるわよね?」

「・・・・・・」



 私の説明でスズランは口を開いたまま絶句している。

 いつのまにかギルド内も静まり返っていて、私の話を聞いているようだ。



「わ、私たちはどうすればいいんでしょうか?」

「別にどうもしなくていいんじゃない? 今まで通りで」

「で、でも・・・・・・」

「今までの対応でユリアと敵対したりしたの? してないならそのままでいいんじゃない? ユリアは優しいし、よほどのことが無ければ怒らないと思うわよ?」



 精霊王女様は知らないけど。



「そういえば、前に冒険者がユリアさんにしつこく話していた時は、怒ったディアちゃんがその冒険者を攻撃してましたね。 ユリアさんに止められて命までは取りませんでしたけど・・・・・・あの時はギルドも危なかったんでしょうか?」



 やっぱりユリアに手を出そうとすると先に精霊王女様が動くのね。



「ユリアが止めて落ち着くならそれほど怒ってなかったんじゃない? というか、私はユリアに手を出したら危ないわよ?って言いたいだけで、ユリアに過剰な対応しろって言いたいわけじゃないわ」

「そ、それはそうですが、そんな話を聞いてしまうとちょっと気後れしてしまうというか・・・・・・」

「どう接するかはスズランの好きにすればいいわ。 暴れるような危険人物だと思って腫れ物に触れるような扱いをするか、今まで通り扱うか。 私はいつも通りでいいと思うけど、バカなことしそうな冒険者がいたら前もって注意しといたほうがいいかもしれないわね」

「・・・・・・そうですね、ギルドとしても揉め事は避けたいですし、手を出しそうな冒険者にはできるだけ注意していこうと思います。 それから私は今まで通り接していこうと思います。 ユリアさんがそんな粗暴な人には思えませんし」

「そう、じゃあ私はオークを納品しに裏側に行ってくるわね」

「あ、はい、行ってらっしゃい」


  

 少し長話をしてしまったが、ギルドを出ようと振り返ると冒険者たちが全員こっちを見ている。

 さっきの話を聞いていたんだろうけど、この見られている感じは落ち着かないので、私はさっさとギルドを出ていく。

 オークを納品してくるだけという事で、アンズはスズランの所に残った。


 ギルドを出て裏に回り、昨日行った解体場所へと入って行く。

 そこには職員らしき人間が数人解体作業をしていた。

 暗くなってるのにまだ作業してるのね。


 私は近くで解体していた人間に話をしてオークを出す場所を聞く。

 オークは大きいくて解体に時間がかかるから、量が多い場合は奥にある冷蔵倉庫に出してほしいと言われたので、冷蔵倉庫に9体全部出して確認してもらう。

 オークを収納から出した時に驚かれたけど、すぐ正気に戻り確認してくれた。

 確認してくれた人間がそのまま報告してくれると言うので、そのまま解体場所を出てスズランの元まで戻ることにする。


 スズランの所に戻ってくると、すでに袋が4つ置かれていた。

 昨日もだけど準備するの早くない?

 袋はアンズの前に1つ、誰もいない場所に3つ置いてあった。

 私のって事?

 アンズと話していたスズランがこちらに気付き、私が近づくと話しかけてくる。



「ジャスミンさんお帰りなさい。 これが今回の報酬で、小さい方が依頼の成功報酬と村長さんからの追加報酬です。 そしてこの少し大きい方がオークの買取り額から解体手数料を引いたもので、大きいのが前回の魔石と毛皮になります。 それにしてもまさか収納でオークを9体も持ってくるとは思いませんでした。 凄い物をもらいましたね。 それでこの金貨はどうしますか? 全部カードに入れますか? それとも収納で持ち歩きますか?」



 昨日は収納が無かったからカードに入れてもらったけど、今日は収納がある。

 使うかわからないけど、またユリアに何か買って来てと言われるかもしれないし、少しは収納に入れておいた方がいいかな?



「今回の分は収納に入れておくわ。 それで、何でオーク納品の方は分けてないの?」

「本来依頼のお金はパーティーにまとめてお渡ししていますが、今回は臨時のパーティーという事で人数で等分しています。 しかし納品に関してはジャスミンさんの持ち込みなので、まとめてジャスミンさんにお渡しします。 ですので、協力者への配分はその中からジャスミンさんの方でやっていただくことになります」

「めんどくさいわね。 と言うか私はそんなことわからないわよ?」

「いや、さすがにそれは貰えないよ。 依頼の報酬だって貰っていいのか悩んでるのに・・・・・・本当だったらこのお金もジャスミンちゃんに渡すべきだし、そのうえで戦闘中の治療費も払わないといけないのに」



 まって、もうお金のやり取りに頭がついて行かない・・・・・・

 もうめんどくさいからこのままおとなしくい受け取っておこう。



「人間はいろいろと面倒なのね。 なら今回はこのオークのお金は私がもらっておくわ。 あとはこっちの小さい方ね」



 私は少し大きい方の袋を開けて中を見る。

 中には両手の指よりも多い金でできたお金が入っていた。

 昨日もいっぱい貰ってカードに入れた奴ね。

 もう1つの小さい方を見てみると、こっちは金のお金が1枚と銀のお金が10枚入っていた。

 買い物した時に金色の方で払ったら銀色の方を貰ったから、銀の方が価値が低いって事よね?

 よくわからないけど、大きい袋に小さい袋のお金も入れてそのまま収納する。

 まあ買い物した時に言われた色のお金を出せばいいだけだし。



「じゃあ私はそろそろ帰るわね。 もうユリアは寝てるかもしれないけど、起きてたら悪いし」

「うぅ、私のせいで・・・・・・ごめんね」



 いや、これに関しては私がちゃんと伝えずに依頼に行ってしまったのが悪いと思う。

 従魔で行けば人間の徒歩よりはるかに速いから簡単に日帰りできると思っていたし。


 だけど、何が起こるかわからないんだし、ちゃんと依頼に行くことは伝えて行くべきだったわね。



「今回は依頼に行くことをユリアに伝えてなかっただけだし、アンズのせいじゃないわよ。 それに一応外で泊まる準備はしてもらってたしね」

「そうなの?」

「ただ今日は依頼を見に行くとしかいってなかったから、今日中に帰ったほうがいいかなって思っただけよ」

「そうなんだ。 あ、もし怒られるようなら私も一緒に謝るからね?」

「心配はされるかもしれないけど怒られることは無いと思うわ。 だから大丈夫よ」



 私はアンズにそういってギルドを出た。

 外にはもう出歩いてる人間がいなくなっている。

 

 ユリアはまだ起きてるのかな?

 帰りが遅くて心配させてるだろうか?

 いや、外で泊まるように家も貰ったし、もう寝てるかもしれないわね。


 ギルドから出た後、私は家まで走って帰った。

 さすがに身体強化まではしなかったけど。


 家に近づくと、リンゴの木や畑が見えてくる。

 さすがにこんな暗い時間に精霊様も外にはいないわよね。

 窓は閉められているので中で明かりがついてるのかは見えない。


 私は寝てる可能性も考慮して静かに家の扉を開ける。

 すると光りが漏れ出してきた。

 まだ起きているようだ。


 家の中に入ると、ユリアはソファに座り、膝に乗せた土の精霊王女様と寄りかかっている水の精霊王女様の背中を撫でていた。



「あ、おかえり。 遅いから外で泊まってくるのかと思ってたよ」

「私もこんなに遅くなるとは思ってなかったのよ。 今日は依頼を受けたんだけど、昨日一緒に居たアンズが今日も一緒に行くって言ってね。 それでまあ色々あって遅くなっちゃったのよ。 依頼自体はちゃんと成功したわ」

「そうだったんだね・・・・・・」



 ユリアは私の話を聞き終わると、膝に乗せていた精霊王女様を横に座らせてこちらに歩いてくる。

 怒ってはいなさそうだけど、何だろう?



「ずいぶんカッコイイマントだね。 これはジャスミンが選んだの?」



 時間や依頼の話じゃなくて服の話をしてきた。

 そういえば着替えていたのを忘れていたけど、ユリアは気に入ってくれるかな?

 マントはかっこいいって言ってくれたけど。



「あーえっと。 このマントと靴はアンズが選んでくれて、中の服は服屋の人間が選んでくれた物から私が選んだの。 どうかな?」



 私はマントを片手で開いて中の服も見せる。



「おお、ジャスミンのイメージにぴったりだね。 すごく可愛いよ! 黒のワンピに白い襟と袖が映えるし、魔石も白系だからその服に合うね」

「えへへ、ユリアに気に入ってもらえてうれしいわ」



 ユリアに可愛いって言われて頬が緩んでしまう。

 すごく嬉しい!



「あ、マントは有りと無しどっちがいいと思う? 私はあったほうがかっこいいかなって思うんだけど、ユリア的には無い方がいい?」

「うーん、そこは使い分ければいいんじゃないかな? 普段はマントなしで可愛いスタイル、冒険者活動するときはマントつけてかっこいいスタイルとかね。 マントつけてれば街の外に行ってるときに魔石持ってるのも隠せるし」

「なるほど! そうするわ!」

「うん。 それじゃあ私たちはもう寝ちゃうから、先に魔力あげちゃうね。 その後ゆっくりお風呂に入って疲れを癒してね」



 そういってユリアが手を差し出す。

 でも、今日はユリアにギュッとしてほしい!

 依頼も無事成功したし、服も褒められたし。

 何より可愛いって言ってもらえたのがすごく嬉しいから、今日は特別!



「あの、できればギュッとしてほしいんだけど。 ダメ?」

「ん? 今魔力あげる時にって事? それはいいけど」



 そう言うとユリアはもう片方の手も出して「おいで」と言う。

 私はユリアに近づきそのまま抱きつく。

 ユリアもそのまま抱きしめてくれたので、触れてる部分全部でユリアから魔力を貰う。


 あ、やっぱり駄目だ。

 今の状態で魔力貰うと頭に血がのぼって爆発しそうになる。

 全身で少しずつ魔力を貰っていたけど、足に力が入らなくなりその場に座り込んでしまった。



「え、大丈夫!?」

「だ、大丈夫よ。 幸せすぎてちょっとふらついちゃっただけ。 動けるようになったらお風呂に入って私も寝るから、ユリアは先に寝てていいわよ」

「そう? じゃあ私たちはもう寝ようかな、2人とも二階に行くよ」



 ユリアの呼びかけで精霊王女様2人はソファから浮いてユリアの元へ来る。

 そのまま二階に行くのかと思ったら、ユリアは私をお姫様抱っこでソファまで運んでくれた。

 この運ばれ方すごく恥ずかしい!?


 ユリアは私をソファまで運んでくれたあと、「お休み」と言って頭を撫でてくれた。

 私がボーっとしてると、ユリアは精霊王女様を抱っこして二階に上がって行った。

 しばらくユリアの上がって行った階段をボーっと眺めたあと、今度は天井をボーっと眺めている。


 どれくらいそうしていたのかわからないけど、顔の熱も胸のドキドキも治まったところでお風呂に入って寝ることにした。



ユリア  「冒険者登録含めたら約二週間(投稿日数)お疲れ様ジャスミン」

ジャスミン「長かったけどやっと終わったわね。 これでしばらくのんびりできるわ」

ユリア  「まあ来週からまたジャスミンとの話が続くけどね」

ジャスミン「え?」

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