――絶望――
「《原子崩壊》っ!」
割れ顎男が何度目かの最強の魔術を放ち、熱と風と病が、天井も壁も無くなった大神殿を荒れ狂う。
巨大な神殿の外までは及ばない。
魔術とはそういうものだ。
しかし、最強の魔術は私たちに届かない。
《背徳の対価》の障壁が僅かに削れただけ。
その爆炎を目眩ましに、私は邪悪なる拷問官に突進する。
一閃。
ザシュッ
由緒正しい呪いの剣は、邪悪なる拷問官を縦に真っ二つに斬り割いた。
邪悪なる拷問官は、邪悪な笑みを浮かべて、自らの炎の鞭よりも鮮やかな炎となって消えた。
魔術師が剣を使って悪かったわね。
私は王位を継ぐための血の滲むような……もとい、普通に血反吐を吐いた英才教育は伊達じゃないのよ。
…と思ったのが油断だった。
左腕に焼けつくような激痛が走った。
集る恐怖の剣によって、私の左腕が切り落とされたのだ。
不自然な痛みに顔が歪む。
傷口を見ると、無数の蛆虫の卵が現れていた。
「火っ! 纏っ! 衣っ! 《火炎衣装》っ!」
私は咄嗟に、全身に炎の衣を纏い、それを焼き払った。
集る恐怖は残念そうな笑みを浮かべて身を引く。
性格の悪い奴。
まるで嫌らしい悪徳貴族みたい。
でも一人減らせた。
腕一本で高位魔神一体なら安い取り引き。
「血…肉…止…癒…《治癒》」
初歩の神術で傷口を塞ぐ。
腕の再生はしない。
そんな暇は無い。
蘇生魔術に儀式が必要なように、無くなった物を作り直すには相応の時間が掛かる。
仮初めの化身でも無い限り、見る間に治るなんて奇跡は無い。
「《致死》」
割れ顎男が隙を突いて、命を刈り取る神術を唱えた。
私の周囲に黒い靄が現れるが、直ぐに《障壁》に防がれて霧散した。
男が悔しそうな顔をする。
さっきの絶望を振り撒く者もだし、流石に高位魔神のお代わりは無しみたいね。
…違う。
男の視線を追って上空を見ると、空中に空いた異界に繋がる穴が、縫い合わせるように窄まっていく。
クオンの方を振り返る。
彼は穴に向かって両手を広げて伸ばし、十本の指を不規則に動かしていた。
再び空中の穴に目を向けると、穴は見る間に塞がっていき、終いには完全に消えてしまった。
流石私のクオン!
これには流石に、割れ顎男だけでなくて、高位魔神や悪魔の本も呆気に取られた。
好機と見て、一番近い三身一体に斬り掛かるが、顔の一つがこちらを向いて、腕の二つに持った剣と槍で防がれた。
他の連中も我に返ってしまったので、一端、クオンの所まで身を引く。
「…《背徳の対価》」
《幸運》
《治癒》
《排除》
脳裏に閃く三つの単語。
欲しい言葉は無い。
ここで魔術を中断しても、失った対価は戻らない。
《幸運》は様々な巡り合わせに干渉するが微細なもの。
実感できるか怪しい。
何より、私の運はクオンに会うことで使い果たした。
それくらいじゃないと納得できない。
納得したくない。
そうでなければ、高位魔神六体相手に善戦なんてできるはずが無いもの。
《排除》は敵対者を何処かへ無作為に転移させる効果。
突然魔物が現れたという事件の一部は、この効果のせいだと言われている。
高位魔神相手に、そんな無責任な効果は選べない。
何より、元凶の悪魔の本に逃げられてしまったら目も当てられない。
論外。
消去法で仕方無く《治癒》を選ぶ。
光が左腕を模り、何事も無かったかのように元に戻る。
普通の神術では有り得ない奇跡。
配下の魔神たちの怪我も治ったけど、対価を考えると割りに合ってるとは言えない。
「…《背徳の対価》」
《鉄壁》
《排除》
《障壁》
望みの効果を引き寄せ、今度こそ《障壁》を張り直す。
やっぱり幸運なんて要らなかった。
残る大物は高位魔神四体と、変な本と、オマケに割れ顎の男。
上位魔神が雑魚を蹴散らし続けてくれたので、雑魚の残りは多くない。
精々、吸血鬼蝙蝠とか、火を吐く犬とか、巨大ゴリラとか、触手の生えた植物とか、魔法金属ゴーレムとか、子供の竜とか、下位魔神とかが数十程度。
やっと攻勢に移れる。
対するこちらは、私とクオン、絶望を振り撒く者に上位魔神は全員健在。
うちのグレートちゃんたちは、行楽気分のあんたたちとは根性が違うのよ。
クオンが手の平を上に、握り締めた。
大理石の床を擦り抜けて、人間の身長よりも長く太い、白い腹の青い刃が、天を貫かんばかりに生えた。
その数は五本。
狙いは四体の高位魔神と悪魔の本。
死の化身が、柄の長い鎌で受け流し切れず、片腕の骨を貫かれた。
集る恐怖が、豪華な剣で地面を薙ぐように払うが、虫の羽のマントを斬り割かれた。
千歩超えが、咄嗟に飛び退るが、翼の一枚が根元からもがれた。
三身一体が、身軽に避けるが、二本の腕が分厚い刃に切り落とされた。
悪魔の本が、邪悪なオーラで揺れながら避けるが、裏表紙に大きく傷を残す。
魔神たちの怪我は瞬く間に消えた。
治したのでは無い。
仮初めの化身は飽くまで仮初め。
その仮初めの命の炎が尽きるまで、その姿を維持することは容易い。
…しかし、悪魔の本だけは違う。
悪魔の本だけは傷が直ぐに癒えず、苦しそうに開いたり閉じたりする内に、傷が塞がっていった。
そういうことね。
私は悪魔の本に駆け寄りながら、納得した。
千載一遇のチャンスを見逃す程、私は甘く無い。
魔神は無効化能力が高い。
その対象は魔術だけでなく、神術やブレスも含まれる。
私たちも《背徳の対価》の《障壁》でそれが効かない。
魔界の卓越した天才たる高位の魔神たちが、高が貧相な人間相手に魔術や瘴気のブレスを使えず、仮初めとは言え自らの身体で戦わざるを得ないのだ。
その屈辱たるや相当なもの。
彼らに比べれば、《背徳の対価》と由緒正しい呪いの剣を持つ私の方が圧倒的に分がある。
だから私が飛び込んだ。
ジャギンッ
振り降ろした私の剣を、割れ顎男の剣が受け止める。
「邪魔をするな!」
男が叫ぶ。
他に邪魔は入らない。
クオンや魔神たちは、私の意を汲んで、それぞれに敵を引き受けてくれている。
絶望を振り撒く者が、身軽な千歩超えと長物を振るう死の化身を近寄らせず、上位魔神たちが、集る恐怖と三身一体、残る雑魚たちを押し留め、クオンの青白い刃が縦横無尽に出たり消えたりして、それを支援する。
悪魔の本は、その内の一本を避けることに必死だった。
ギンッ! ギンッ! ギンッ!
私と男の剣が何度もぶつかる。
男の方が圧倒的に体格が良いので、純粋な暴力では敵うはずが無い。
それでも私は推し負けていない。
理由は分かってる。
「何で邪魔をする!」
男は剣を振るいながら、我侭を言う子供のような顔で叫ぶ。
「何をする気よ?」
「知らないで邪魔をしたのか?」
男の顔が驚愕に染まる。
「悪魔を召喚しまくれば、邪魔されて当然でしょ!」
ギンッ!
隙を付いたはずなのに、男の剣が不自然な軌道を描いて遇う。
「悪魔召喚じゃない! ユリアを生き返らせる奇跡だ!」
男の視線が空中に浮かぶ悪魔の本の下、床に寝かせられた女の綺麗な遺体に向けられる。
「そんなに大事な人なら、神殿で蘇生して貰えばいいでしょ!」
「したさ! でも失敗しやがった!」
男は鍔迫り合いをしながら、憎しみを隠しもせず、視線を神殿の奥に向ける。
「嘘よ!」
「嘘じゃない!」
男の言葉は嘘、或いは偽り。
死者を生き返らせる蘇生の神術は、生きる力を酷使する。
成否に関わらず、死者の生命力を著しく酷使するため、失敗すればその遺体は原型を留めないほど生命力を失って……灰になる。
遺体が五体満足ということは、答えは二つに一つ。
蘇生の神術を使っていないか、意味が無かったか。
神殿は神術の難しさに比例して、多額の寄進を要求する。
金の亡者扱いする者も多いが、彼らにだって生活があるし、人心を集めるために施しもする。
国からの援助だけで足りるはずが無い。
彼らに自分たちの生活を捨ててまで奉仕しろなんて、誰が言えると言うのか。
儀式の大変さを無視して高いと言うのなら、その人間にとって、死者の命はその程度の値段なのだ。
これほど立派な神殿に、蘇生の使い手が居ない可能性は無い。
何故なら、王族が死ぬと必ず蘇生を試みるから。
神殿に拒否権は無い。
そんな真似をすれば取り潰される。
無論、王族相手に「失敗しましたからこちらで埋葬します。灰はお見せできません」と遺体を隠して誤魔化せるはずも無い。
もし不幸な事故で、蘇生の使い手が全滅したとしても、国が総力を挙げてバックアップする。
民に蘇生できると嘘を吐くことは無い。
即ち、現実は後者。
――私は全てを理解した。
簡単な話だ。
男の恋人が死んだ。
男は手段を選ばずに金を掻き集めたけど、神殿は蘇生に失敗した。
原因は悪魔の本の呪い。
才能ある男に、恋人を蘇生できると唆して、異界への穴を開かせるため。
≪本が喋って恋人を生き返らせてくれる≫
そんな偶然…幸運…奇跡、まともな大人なら絶対に信じない。
三歳の子供だって作り話だと思う。
しかし、男は生まれ持った環境によって成功する者……“祝福された者”。
無為な成功体験は人間を堕落させる。
自分を何もしなくても特別だと思い込む。
他責思考の始まりである。
“祝福された者”はその極致。
その結果が目の前の男なのだ。
その片鱗は今までも見えていた。
割れ顎男の使う魔術は力押しばかり。
最強の魔術である《原子崩壊》を使えるのに、第七位の《背徳の対価》は疎か、第五位の《夢幻の対価》すら使わない。
《蘇生》と同位の《致死》は使えるのに、恋人の遺体は健在。
その実力からすると、余りにも不自然。
男が無知であるか、我が身が可愛いことは明白だった。
「お前なんかにっ! 僕の気持ちがわかるものか!」
ギンッ! ギンッ! ギンッ!
割れ顎男の才能に任せた剣戟を、愛剣で捌く手が痛い。
「わかりたくないわよっ!」
力任せに押し返す。
「私だってお父様を亡くしたっ!」
斬る。
「生き返らなかったっ!」
突く。
「でもいい訳なんてしないっ!」
叩く。
「自分だけ不幸ですなんて顔っ! 誰がしてやるもんですかっ!」
薙ぎ払う。
お父様は衰弱仕切っていたから、蘇生できなかったのは仕方ない。
私自身、人より才能がある自覚はある。
自惚れも少しは自覚してる。
でも努力は惜しまない。
人のせいにもしない。
だから私は今、ここにこうして立っている。
「だから“祝福された者”なんかに世界を滅ぼさ――」
ザシュッ
一瞬、何が起きたのか理解できなかった。
直後、空中に浮かぶ、呪いの剣を持った自分の腕が視界に入って理解した。
無能な味方が減って動き易くなった三身一体が、六つの腕に持った六つの武器で、目の前の上位魔神三体を一掃して割り込んできたのだ。
三身一体が再び武器を振るう。
ザシュザシュザシュザシュッ
避け切れず、右足が細切れにされ、片足で身体を支えられず床に倒れる。
「……《背徳の対価》……」
…脳裏に単語が浮かばない。
魔力が集まらない。
魔術に集中できないのでも、魔法の力が枯渇したのでもない。
もっと別のモノを失い過ぎたからだ。
奇跡の対価は決して安くない。
人の身に余る一時の力と引き換えに、使う度に普通の人間の一生に匹敵する積み重ねた研鑽……即ち未来を失う。
――故に背徳の対価。
幾ら祝福された者が相手とは言え、三流相手に手間取ってる時点で、既にギリギリだったんだ。
割れ顎男が、嫌らしい薄ら笑いを浮かべて見下している。
それで理解する。
これが私の最期か。
意外と呆気なかったなあ…。
景色がぼやけていく。
多分泣いているんだ。
悔しいんじゃない。
だって音も聞こえなくなってきた。
クオンに何も残せないことが悲しい。
私は多数の強大な魔神と契約している。
私が死ねば、私の心も身体も、契約に従って魔神たちのもの。
多数の魔神との契約が成立するほどの、隔世の才人の魂、楽に終わることはない。
私は御伽噺の英雄じゃない。
優しい女神様が、可哀想だとか、御褒美だとか言って、転生させてくれたりはしない。
それは構わない。
それは仕方が無い。
でもクオンだけが心残り。
私が死ねば、魔神たちも消える。
逃げて欲しい。
それで世界が滅びるとしても、彼だけでも生きていて欲しい。
私も他人のことを言えないなあ。
でもいいじゃない。
私は他人に犠牲を強いていない。
私は只、愛する人に無理をして欲しくないだけ。
心も、身体も、魂も、未来も、何も残せない私だけど。
死の瞬間までは、私は貴方のもの…。
割れ顎の男が暗い笑みを浮かべたまま、ニヤリと口の端を歪めて剣を振り上げた。
ザシュッ
直後、青い光が走り、その両肘から先が切断されて宙を舞う。
吹き出す血の色は赤い。
絶叫する男。
魔術も神術も与えられた男は、しかし癒しの神術を使えない。
それは魔に魅入られし者の、堕落した魂の対価。
故に命を奪う神術で自らの傷を癒そうと、目の前の死に逝く女に唱えようとする。
青い光の正体は刃。
愛を囁いた男が、愛する女の元に駆ける。
青い刃は床から突き立ったまま消えない、増えない、動かない。
牽制を失った高位の魔神たちが、威勢を取り戻す。
集る恐怖も上位魔神たちを押し退け、男に殺到する。
男は刃の中ほどを掴む。
まるで枯れ木か薄氷のように握り潰され、そこから下が棒のようになり、根元から折れる。
長い柄を持つ大剣。
或いは、長大な刃を持つ槍。
それを横に薙ぎ払い、割れ顎の男ごと、集る恐怖の胴体を一刀両断にする。
割れ顎の男の上半身が床に転がる。
集る恐怖は無数の蝿となって飛び散り、離れた場所で再び魔神の姿を成す。
涙でぼやける視界に、クオンの姿が映った。
これが神様の計らいなの?
最期に愛する人の姿を見せてくれるなんて、中々粋な神様ね。
神術の最奥に至った甲斐があった。
彼が叫んだ。
「イーリスっ!」
聞こえるはずの無い声が聞こえた。
当たり前だ。
私たちは言葉で会話をしていない。
だから返す言葉も私の意思。
≪逃げて≫
意思とは裏腹に、残った左手を彼に差し伸べてしまう。
私は自分で思ってるより、未練がましい女だった。
それでも、その一言は本音。
彼には逃げて欲しい。
助かって欲しい。
契約なんて破棄でいい。
好きだからこそ彼に生きて欲しい。
彼を束縛したくなかった。
彼の自由を望んだ。
消え逝く命の全てを賭してでも叶えたい願い……意思。
彼の後ろから、茶番に飽きた集る恐怖が剣を振り翳す。
至福の最期の光景が、凄惨なものに変わ――
――らなかった。
集る恐怖の剣が彼に触れるよりも早く、その姿が光を放った。
それは虹のような七色の光。
涙が陽の光を分解した訳では無い。
まるで真夏の太陽のように光り輝くそれは、空に在る本物の太陽すら凌駕した。
その光の中で彼の姿が歪み、人の姿から、四足の獣の姿に変わっていく。
時間にして数呼吸ほど。
光が収まった時、そこには一匹の大きな獣が居た。
大型の肉食獣のような巨大な体躯。
光そのもので出来ているかのような、鮮やかな毛並み。
前足を揃えて身を起こし、お尻を床にドッシリと下ろし、豊かな尻尾を身体に巻き付けるような座り方は、緊張した猫のそれに似ている。
狐よりも細く緩やかな曲線を描く顔は、正面面積に因る威圧感を必要としない強者のそれ。
その姿を端的に例えるならば、鱗と羽の代わりに輝く毛皮を纏ったドラゴンだった。
輝く竜は腰を上げると、遠くに横たわる女――ユリアの下へ一跨ぎで移動した。
その大きな口で女の腹を銜えて上を向くと、その身体を噛み千切った。
口の隙間から黒い靄が立ち昇る。
二つに裂けた遺体は、裂け目から黒い靄を出しながら床に落ち、黒い靄が出尽くすと共に灰と化した。
「ユ゛リ゛ア゛ぁぁぁぁぁーーーーーっ!」
割れ顎の男が、血を吹き出しながら叫ぶ。
それを合図に、高位の魔神たちが輝く竜に殺到する。
集る恐怖が、蝿の群れとなって覆い尽くそうとする。
千歩超えが、宙に舞い上がって病の風を巻き起こす。
三身一体が、剣を、曲刀を、斧を、槍を、棍を、鎚を振り回す。
死の化身が、絶望を振り撒く者に背中から巨大な剣で斬り掛かられながら、死の答えたる鎌を振るう。
輝く竜はその全てを無視して、悪魔の本の下へ跳んだ。
蝿の群れが、病の風が、武器の嵐が、死が、輝く竜を襲ったけれど、その輝く毛並みの一本すら、傷付けることは叶わなかった。
「GYURAAAAAAAAAAAーーーーーーーーーーっ!」
悪魔の本が身も凍るような雄叫びを上げる。
悪魔の本を包む邪悪なオーラが、全てを飲み込まんとばかりに、輝く竜に向かって溢れ出す。
しかし、それは輝く竜に触れた端から霧散していく。
輝く竜の顎が届く。
悪魔の本は逃げない。
逃げられない。
それは契約の代償。
人間がそうであるように、悪魔も契約を破れない。
我が身可愛さに契約者を見捨てることは出来ない。
輝く竜はそれを知っていたから、割れ顎の男を殺さなかったのだ。
輝く竜の顎が、悪魔の本を捕らえる。
その口の中から光が溢れる。
真夏の太陽よりも眩しい光が、天井も壁も無くなった大神殿から世界に満ちていく。
「GrrrrryyyGyaaaaaaaaaaーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
何も見えない光だけの世界に、悪魔の本の断末魔の叫びが響き渡った。




