第8話 本当の始まり
翌日私達は昨日会った少女に指定された場所に来ていた。建物かと思っていたがそこは特に何も無い空き地だった。「ここで合ってるのかな?」と由乃が言った。すると後ろから「合っているわよ。」と言う声が聞こえてくる。振り返るとそこには昨日会った少女が立っていた。少女は「ここの地下に部屋があるわ。そこで話しましょう。」と言って空き地の隅にある丸い蓋を外してその中に入っていった。私達も近くへ行ってのぞき込むと中は広く欧米の様な雰囲気の空間が広がっていた。そして部屋の中に入った私達は昨日の続きを話すことにした。
「まず聞きたいんだけど、あなたは誰なの?」と私は聞いた。すると「私は......そうねうささんとでも言っておきましょう。」と返ってきた。「うささん?可愛いね!」と由乃が食いついていたが無視して続ける。「この際名前は何でもいいわ。それよりあなたはGrimreaperについてどこまで知っているの?」と私が聞くとうささんが話し始めた。「私は親から聞いただけなのだけど大体の事はわかると思うわ。」とうささんは言う。そこで私が「じゃあわかることを教えてもらえる?」と聞くと「いいけど一つ条件があるわ。」と言われる。その条件はうささんとも協力してGrimreaperを壊滅させることだとで私達はその条件を呑んだ。うささんは「まずはGrimreaperについてだけど、トップはDeathと言って火属性の呪法を使うことが出来るわ。」と話を始める。Deathが操る炎はは闇を含んだ炎で黒いと言う。そして「あとは幹部の二人よ。ひとりはNightmare、空間属性魔法の使い手でもうひとりはLucifer、こっちは闇属性の呪法の使い手よ。」とうささんは続ける。その話によるとNightmareはその名の通り悪夢のような空間を創り出し相手は精神的にもダメージを受けるという。そしてLuciferは人を殺めること楽しんでいてどんな残酷な事も躊躇なくやると言う。「次はGrimreaperの本部とやっている事ね。」うささんが言うにはGrimreaperは死の操り人形と言う禁術の研究をしているという。それは死神の下僕となる操り人形を創り出し術者の意のままに操ることが出来るというもので一度創り出した操り人形は術者の魔力を魂へと変え動くため術者が死ぬか魂を破壊されるまで動き続ける。そのため昔に禁術とされたらしい。本部の場所もわかるということで万全の状態で決戦に臨むために少しの準備期間を設けることにした。Grimreaperの本部は私達が住んでいる街の高層ビルだという。そしてそのビルの中には一般の企業のオフィスもあるということで慎重に作戦を立てることになった。そして私達は瑞希や由莉にこの事を報告しに学校へ戻った。また、私達は連携を強化するためには互いの力を知ることが必要だとうささんに言われ準備期間のうちに十分な戦闘訓練を行う事にして今日は解散した。
こうして私達の任務は本当の始まりを迎えた。




