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第7話 花火大会の夜に


それから私達はGrimreaperの本部を突き止めるために任務を続けていたが何も収穫がない中気づけばもう夏になっていた。しかし今私達は花火大会に来ている。なぜかというと少し息抜きをしようという話になったからだ。夕方の五時に待ち合わせをしているが少し早めに着いてしまった。歩いていく人を見ながら待っていると後ろから「早いな。」と声が聞こえ振り向くと祐がたっている。「祐こそ早いのね。」と言うと「まあな。」と返ってきた。そんなやりとりをしていると「おまたせー。みんな早いね。」とピンクの朝顔の模様の浴衣を着た由乃がやって来た。来てすぐに由乃は「あれ?アリス浴衣着ないの?」と聞いてくる。私が「私は浴衣を持ってないの。」と言うと由乃が「もったいないよ!夏って言ったら浴衣だよ!」と言って私の腕を掴んで歩き出す。「ちょっと、どこいくのよ?」と私が聞くと「すぐ着くから。」と返ってきた。それから少し歩いた浴衣レンタルの店の前で由乃が立ち止まった。「着いたよ。買うのは高いから借りようよ!絶対似合うから。」と言われ私は浴衣を借りることにした。そして私は水色の花柄の浴衣を借りた。由乃に「すごい似合ってるよ!これで夏を満喫出来るね。」と言われ少し恥ずかしくなった。しかし祐の「それじゃあ早く飯食いに行こう。」と言う一言で恥ずかしさが全部吹き飛んだ。そして私達は河川敷を目指して歩き始めた。


河川敷に着いた私達はまず食べ物の屋台を回った。祐がたこ焼き、お好み焼き、イカ焼き、焼きそば、かき氷、焼き鳥といろいろ買っているのを私達はりんご飴を食べながら待っている。「夜ご飯を食べたあとはどうするの?」と私が聞くと由乃は「祭りと言ったら射的と金魚すくいだよ。」と嬉しそうに答えた。その後祐が買って来てから私達ははじめに射的の屋台を探した。はじめに見つけた屋台でお金を払って三人で勝負する事にした。まずは私が一番後ろにある大きめのお菓子を狙って引き金を引いた。弾が箱の角にあたり少し傾いたが落ちなかった。次は祐が私が狙った景品の横のお菓子を狙って引き金を引いた。すると弾は大きなお菓子の下に置いてある小さいお菓子に当たり上のお菓子ごと落ちる。祐は得意気に「最後はお前だろ。」と由乃に言った。由乃は私が狙った段の反対側の大きめのぬいぐるみを狙って引き金を引いたが見事に跳ね返された。すると祐が「あんなの落ちるわけないだろ。馬鹿じゃねーの。」と言って笑った。由乃は悔しそうにしていたがそれには構わずに私は二回目同じ景品を狙った。次は真ん中に当たって弾かれてしまった。祐は二回目小さいお菓子を積み上げたものを崩して取っていた。そして由乃の番がきた。由乃はまたぬいぐるみを狙うようだ。由乃が引き金を引く瞬間魔力が一気に収束されるのを感じた。そして今までの数倍の大きさの音が鳴ってコルクの弾が目にも留まらぬ速さで飛んでいきぬいぐるみの頭に当たりぬいぐるみが回転しながら後ろに飛んだ。屋台のおじさんは口が塞がらなくなっていた。そうして射的で景品を取った後私達は金魚すくいの屋台に向かった。

 金魚すくいでは決着がつかなかった。なぜかというと私は重力操作で金魚を持ち上げて祐は薄く土の膜を作って紙が破れないようにして由乃は風でしたから金魚を支えたからだ。反則だと言われればそれまでだ。最後には金魚を取り尽くして屋台のおじさんに金は返すから金魚を返してくれと涙目で懇願されたぐらいだ。


 遊んでまわった後花火の時間になったので花火を見るために穴場スポットの神社に行くことにした。神社までは少し距離があるが屋台が神社の前まで並んでいるので道に迷う事はない。私達が座って花火を見ていると黒い人影が近づいてきた。その人影は私たちの前に立った時少し顔が見えた。うさ耳が付いたローブを着ていて銀色の長い髪で顔立ちはとても整っていた。彼女は「あなたのその手のマーク、あなた達はやつらの仲間なの?」と私の方を向いて言った。「あなた、このマークを知ってるの?」と私が言うと彼女は「ええ、知っているわ。まあやつらの仲間じゃないにしても関わりがある事は確かね。奴らに関わる人は殲滅するだけ。覚悟しなさい。」と言って少し距離をとる。その後魔力の収束を感じたので「ちょっと待って。まずは話しましょう。」と私達は言ったが聞き入れてくれなかった。由乃は「戦うしかないんじゃない?」と言って応戦するために体に風を纏った。話をしても聞いてくれそうになかったので私も少し警戒する。だがその戦いが終わるのは早かった。私達は今まで三人で戦うための訓練を中心に受けていたのだ。由乃が圧倒的な速さで距離を詰め祐が由乃の後ろからファイアボールで援護し落とし穴に落とす。そしてそこに私がグラビテイションハンマーで動きを封じる。その訓練の成果もあって連携は取れていた。私達は彼女を拘束し話を聞くことにした。そして私達は任務についてできる範囲で話した。その後私達はGrimreaperの仲間だと彼女に勘違いされていた事が分かった。彼女はお詫びに私達に協力してくれると言ってまた日を改めて話をする事になった。

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