第32話 俺に力を貸してくれ
どうも、初心者Pです。
今回も短めですが、第32話どうぞ~。
第32話 俺に力を貸してくれ
前回までのあらすじ
サザリィィィィィィ!!!お前、死刑な!!!でも、戦力が足りない。仲間を集めよう。
以上
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そんなわけで、仲間を集めることになったんだが……まずは誰からにしようか。確実に仲間にできる奴からにした方がいいか?うん、そうしよう。
ということで、再びやってきましたお城。門番さんには顔パスでスルーしてもらって、俺は真っ直ぐその人物の部屋まで行った。
「おーい、いるかー?」
「ユウトさん?開いてますよ」
「おう、入るぞ」
その人物とは、ズバリ王子だ。サザリーと初めて戦った時、王子が光り出すとサザリーが「覚醒」という言葉を使ったのが聞こえた。
おそらく、王子にはサザリーが嫌がる何かしらの力があるに違いない。その力があれば、きっとサザリーとの戦いが楽になると思ったのだ。
「どうかしましたか?」
「あぁ、お前に聞きたいことがあってな」
「聞きたいこと?」
「お前、王女の仇討ち……一緒に行かないか」
「え……?」
俺の言葉に王子は目に見えて動揺している。きっと迷っているのだろう。行きたい、けど力が足りない……って感じでな。
だけど、そんなことはない。王子の力は必要不可欠になる。だから、ここで絶対に連れて行く。
「お前はサザリーとの戦いに必要なんだ。付いて来てくれないか」
「僕の……力が?」
「そうだ。お前がいるかいないかでは、おそらく大きな差が生まれる。頼む!」
「……分かりました。僕で良ければ、お供いたします」
「本当か!?ありがとう!」
王子が仲間になった。これで1人目、後2人だ。だが、どちらもどこにいるか正確には分からない。
さて、どうしようか。このままだと3人パーティーという、なんか足りない感じでの出発になってしまうぞ?
というか、サザリーってどこにいるの?…………シラネ。
「おぉぉぉぉちつけ。とりあえず素数をだな……」
「どうしました?」
「いや、何でもないんだ。ただ、俺って意外と何も知らないんだなって」
「?」
王子に温かいを目をされながら城を後にした俺だが、相当焦っていた。自分がどれだけ情弱思い知った。どうして事前に聞いておかなかったのだろうか。過去の自分を殴りたい。
まぁ、いくら嘆いても仕方がない。どこか情報を得られる場所に行って、調べるしかないよな。となると……ギルドかな!
ということで、やってきましたギルド。王都のギルドなので、きっと多くの情報が集まると信じて俺は入った。
「お?ユウト殿か。どうした」
ギルドに入ってすぐに話しかけて来たのはギルドマスターのハインだった。俺は丁度いいと思い、ギルマスの部屋で話をすることにした。
ハインを無理やり部屋に連れて行き、事の成り行きを話した。それを聞いたハインは少し考えた後、協力してくれると言ってくれた。
「それで、何が聞きたいんだ?」
「ジーンの居場所と、できればあのファルドって奴の居場所も知りたい」
「……ジーンは分からん。だが、ファルドの居場所は分かるぞ」
「分かるのか!」
「あぁ、今さっきギルドで依頼を受けているのを見た。だから、待っていれば戻ってくるだろう」
「そうか。じゃあ、待たせてもらっていいか?」
「いいぞ。茶でも出すぞ」
ハインの厚意に甘え、俺はしばらくギルドでファルドを待たせてもらった。だが、待っているだけでは暇だったので、色々考えてもいた。
まず、サザリーを倒すための作戦を立てるにしても弱点を知らない。それ以前に、サザリーを知らなすぎる。知っていることと言えば、魔法も武術や剣術も全てが上級以上ということ、そして呪いという特殊なスキルを使ってくるということ……これくらいだろう。
サザリーは俺のことを知っているのだろうか。名前は知られたが、能力はまだ知られていないはずだ。コピー眼というチートがある限りは、なんとかなる。うん、大丈夫。
そんなことを考え自分を安心させていると、ハインがファルド到着の報告をしてくれた。さてと、さっそく説得タイムと行きますか。
さっそく俺は、ファルドの元へと向かった。
「ん?お前は……」
「ファルドさん、お話があります。ちょっといいですか?」
「……いいだろう」
説得が必要になるかと思ったが、案外あっさりと話を聞いてくれるようだ。ファルドはおとなしく俺の後ろを歩き、特に何事もなくギルマスの部屋に入ってくれた。
俺はその一挙一動に注意を払いながらファルドと向き合って座った。
「では、まず頼みたいことがあるですが————」
「その前にいいか」
「はい?」
「お前、サザリーという名前に聞き覚えはあるか」
「な、何故あなたがそれ!?」
まさか、サザリーの手先!?サザリー以外には敵はいないと錯覚していた。だが、よく考えればサザリーの部下がいてもおかしくない。クソッ、どうしてそこまで頭が回らなかったんだ!
俺は剣に手を添え臨戦態勢に入る。もちろん、相手を威嚇するために混合気も放つ。だが、呪われているせいかうまく力が出せない。
「お前は勘違いをしている。俺はサザリーの味方ではなく、お前の味方だ」
「……え?」
「どれ、その呪いを解いてやろう」
そう言うと、ファルドは目にも止まらぬ速さで俺の背後に移動し、呪いのある背中に手をあて何かを唱え始めた。
「……これで問題ない」
「え?あ……本当だ。力が戻ってる」
「さて、話とやらはサザリーのことか」
「あ、はい。俺と他に2人の仲間でサザリーを倒しに行きます。それに付いて来てほしいんです」
「ふむ……そうか。俺も力を貸してやりたいが、その前に確認をとりたい」
「何をです?」
「サザリーを倒すと言ったが、仲間は使える奴なのか?」
「1人は勇者で、俺の100倍強いです。もう1人は王子で、サザリーに嫌がる光を出せます」
俺の話を真剣に聞くファルドは、王子の話になった途端に顔色を変えた。そして、何かを呟き始めたかと思うと、俺に問いかけて来た。
「その王子、もしかしたらサザリーの野望を阻止する唯一の鍵かもしれない」
「それはどういうことですか?」
「後で話す。それとさっきの話は受けよう。お前と一緒に戦ってやる」
高圧的な態度は気に食わないが、ファルドの力は必要になるだろうから仕方ない。というか、ファルドがサザリーのことを知っていたのは驚きだった。
こうして、俺は新たに2人の仲間を迎え入れ、サザリーとの決戦に臨む。
はずだったが、宿に戻ったらまさか勇者にあんなことを言われるなんて……。
短い(確信)
次回は勇者とユウトが……
お楽しみに~。




