第31話 ゆ、勇者TUEEEE
どうも、勇者が強すぎて萎えた初心者Pです。
もうチート予定を変えて、勇者チートって付けるか。
それと、今回はキリが良かったので短めです。
では、第31話どうぞ~。
第31話 ゆ、勇者TUEEEE
前回までのあらすじ。
『勇者が 仲間に くわわった!』
以上。
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「で、お前名前は」
俺は突然仲間になった勇者と仲良くなるため、多少のコミュニケーションをとろうとしていた。仲良くなる、とは言わないがやはり少しは信頼関係というもの築いておくのも必要だと感じたからだ。
勇者は俺の部屋に泊めることにした。ノラ達には「新しい仲間」としか言っていないが、詮索してくる様子はなく。すんなり受け入れてくらた。
「僕は……あ~、この世界だとなんて言えばいいんでしょう」
「ん?あぁ、そういえばお前は異世界から来たんだったな」
「はい。だから、少し変に聞こえるかもですけどいいですか?」
「別にいいぞ。あ、俺はユウトだ。よろしく」
「……え?」
「ん?」
勇者が突然固まってしまった。そう、それはまるでフリーズしたパソコンのように。なんて言ってみたが、別にうまくもなんともなかったな。
それにしても、コイツは部屋の中でも鎧を脱がないんだな。馬鹿野郎は余裕で脱いで、「どうです?僕のこの筋肉!少しは認めてくれました!?」なんて言ってきたが……いや、あいつが異常なだけか。
それと、勇者の声って意外と高いんだな。僕って言ってるから男なんだろうけど、女の子みたいな声だ。いや、ノラ達よりかは低いから、男だと高いって感じか。
「い、いえ、なんでもありません。ぼ、僕の名前はツカサです。よろしくお願いします」
「ツカサね、了解。それで、ツカサのレベルはいくつなんだ?」
「え?レベル?そんなのあるんですか?」
「あるけど、知らなかったのか?」
「はい。僕はこの世界に召喚されてから、まだ1週間しか経ってなくて」
「なら、ステータス表示とか言ってみろ。そしたら、自分のステータスが現れるから」
「分かりました。ステータス表示————うわっ」
ツカサは驚きの声を上げたと思うと地面をジーッと見つめ始めた。俺からは何も見えてないが、ツカサにはステータスが見えているようだ。他人がステータス見ているの初めて見た。
しばらくステータスを眺めていたツカサだったが、困った顔をし始めた。どうしたと聞いても生返事ばかりでハッキリしない。
「いや、う~ん」
「言ってみろ。言わなきゃ分からん」
自分で言っておいて、その言葉が自分に突き刺さるって本当にあるんだね。言わなきゃ分からない……まさしく今の俺に相応しい言葉だ。泣けるぜ。
「えっと、レベルでしたっけ。そこには普通なんて書いてあるですか?」
「ん?そりゃ、1とか10とかだろ。まぁ、どれだけ高くても99ぐらいだと思うけど」
「ですよね。う~ん、これは……」
「何だ?おかしいのか?」
「はい。僕のレベル、999って書いてあるんです」
今この子、ナンテオッシャイマシタ?レベルが999?それって、カンストしてないか?いや、レベルの限界は知らないが、それはあまりにもあんまりじゃないか。
というか、召喚されただけでレベルがそんだけ高いとか、一体どこの異世界チート転移ですか!?俺の大概チートだと思ってたけど、そりゃないわー。
「ちなみに、それって俺に見せられる?」
「はい、出来ると思います……これです」
そう言って画面をスワイプするように指を俺の方にスライドさせてきた。すると、俺の目の前に見慣れたステータス画面が現れた。だが、内容が全然違う。
名前:成宮 司
種族:異世界人(人族)
職業:勇者
LV:999
HP:5080億3200万/5080億3200
MP:5040万/5040万
筋力:100万8000
防御:100万8000
器用:100万8000
俊敏:100万8000
知恵:100万8000
運 :100万8000
スキル
【剣術・極】
【聖剣】
【盾術・極】
【見切り】
【鑑定眼】
【覚醒】
【修理・上級】
【隠蔽】
魔法
【光魔法】
【光魔術】
え?E?えぇ??これ、強くね?強すぎじゃね?こんなん、俺要らないやん。強くしてくれって、こっちから頼みたい気分だよ。
あ、俺のステータスってどうなってるんだろ。気になるから一応確認しておこう。
名前:ユウト
種族:人族
状態:呪い
職業:剣士・上級
LV:1(60)
HP:80/80(392万)
MP:30/30(8万8000)
筋力:10(2000)
防御:8(1960)
器用:15(2180)
俊敏:14(2030)
知恵:6(1760)
運 :5(1700)
※呪われています。
スキル
【片手剣・極】
【細剣・極】
【剣術・極】
【槍術・中級】
【竜殺し】
【見切り】
【威圧】
【闘気】
【覇気】
【強者の余裕】
【料理】
【略式詠唱】
【礼節】
【商人】
【調教】
【探索】
【危険察知】
ユニークスキル
【空間把握】
【超直感】
【呪い】
魔法
【火魔法・極】
【炎魔法・極】
【氷魔法・中級】
呪い……なるほど、あの女の能力か。通りで力が入らないわけだ。レベルを強制的に下げられるなんて、最悪な【呪い】だな。
それと、魔法も強いらしい。というか、剣術スキルが極になっているということは、あの女は魔法も武術も完璧ってことか?ハハッ、強すぎじゃないか……。
「ユウトさん、どうかしましたか?」
「なんでだ?」
「だってユウトさん、今凄い怖い顔してますよ?」
「怖い顔?」
「はい。口は笑ってるのに、目は死んでる。何というか、絶望してる顔みたいです」
「絶望……か」
絶望もしたくなるだろ。ツカサは知らないから分からないだろうが、俺は知っている。あの女、サザリーの力を。剣技のキレ、魔法の威力、そしてなんと言っても戦いに慣れ過ぎている。人を殺すことになんの躊躇いもない。
そんな敵に立ち向かうとか、我ながら相当無茶をするものだ。正直、勝ち目は100倍に薄めたカル○ス
くらい薄いぞ。
俺は呪いで最弱、勇者は戦い慣れていない、戦闘出来る仲間は2人……あれ、これってやる前から敗けてね?
「ツカサ、良く聞け。俺は今サザリーという女のせいでレベルが1だ。つまり、この世で最弱だ。ここまでいいな」
「サザリーって、これから倒しに行く敵ですよね?」
「あぁ、その通りだ。そして、今戦闘出来るのは俺とお前だけ……だった。だが、俺がリタイアとなるともう1人、俺の弟子がいる」
「お弟子さんですか?」
「まぁ、自称だがな。あいつが勝手に言ってるだけだ」
「でも、2人で勝てるんですか?いくら僕がおかしな力を持っているといっても、無理があるんじゃ」
「その通り。だから、助っ人を呼ぶことにする」
「助っ人?」
俺の思いつく限りサザリーに対抗できる人は2人……いや、3人か。だが、その内1人はどこにいるか分からないし、1人は戦えるかも分からない。
だが、必要な人材だ。もし、戦ってくれると言ってくれるならば連れて行く。無理だと言われても、なんとかして連れて行く。それしかない。俺の穴を埋めるじゃないが、戦力はあるだけ良い。
「お前はここで待ってろ。俺はそいつらに掛け合ってくる」
「分かりました。それで、もしその人たちが揃ったら—————」
「あぁ、決戦だ」
ゆ、勇者TUEEEE
やり過ぎたとは思ってない。これが必要だったのだ。
次回は仲間集めです。
お楽しみに~。




