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巨大ロボに乗って幼馴染みに告白し続ける話  作者: みつつきつきまる


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第44話 幼馴染みの冷たい視線

 写真の真実やら、その時の状況やら、あらかた追求されてからようやく解放された。


 どうにか核心には触れない程度に白状し、四人の水着女子を渋々ではあるものの納得させる事は出来たと思う。


 それなのにどうして付き合ってないんだと説教はされたが。


 ともあれ、ようやく四人——穂乃果も含めて五人か——は各々僕を放って遊び始めた。噂の追求が終わると僕は無用の長物らしい。ただの荷物番に成り下がる。


 まあ、ハーレムでも無いんだから水着女子が僕を取り合ってバチバチする訳もない。


 少し寂しい思いもありながらも、波打ち際でビーチボールと戯れる五人を眺める。スマホも持って来ていないから、時間を潰す手段は周囲を眺めるか、砂の数を数えるかしかないので勘弁してほしい。


 しかし、こうして五人を眺めてみると、女の子の体の成長具合には様々な違いがあって興味深い。


 まずは、金髪ギャルの新内姫香だが、ラッシュガードを脱ぎ捨てたその体はとにかく『デカい』。何がとはわざわざ口にする必要はないと思うが、何はともあれ『デカい』。


 ビーチボールをトスしているが、ビーチボールが三つあるみたいだ。そしてそれを収める赤いビキニが小さく感じられるが、おそらく内容物が大きいせいだろう。


 ちょっと直視できないくらい。


 本人は気づいているかどうかは定かではないが、この海水浴場にいる数少ない男の視線が集まっている。


 そのたわわに——つまりは規格外の巨乳に。


 そして陸上部だからか、下半身がしっかりしている。筋肉質で太目の下半身。上半身を含め、全体的に日本人離れしたスタイル。


 そして次は、落ち着いた水着の山中美潮。決して露出の多くない、モノトーンのワンピース。


 すらっとして手足が長く、それでいて巨乳とは呼べないものの、出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいる、モデル体型。お尻は小さめで足が細い。もう完成してしまっている雰囲気すらある。


 山中の大人っぽい雰囲気はスタイルからも醸し出されているのかも。


 そうやって冷静に観察してしまっているが、健太に怒られないかな。それだけが心配。


 次に、眼鏡ポニーテールという委員長ルックな門脇操。イメージとは違ってパステルカラーの派手目で露出度高めなビキニをつけている。


 やはり真面目そうなイメージと違い、大きめ。充分に巨乳に分類されるだろう。


 新内と一緒にいるせいか目立たないが、全体的にグラマー。真面目そうな見た目とのギャップがちょっと反則。


 それからショートカットながら毛先があちこちに跳ねている髪型の真島日菜子。イメージ的に猫のような雰囲気がある。

 

 どういう訳か競泳水着を着ているが、はっきり言ってガリガリで流線形なスタイル。不思議とその体型と水着がマッチしている。


 不健康そうで、ちゃんと食べてるか心配にはなるが、穂乃果が言うには真島は人一倍どころか数倍食べるらしい。ので安心。


 そして満を持して登場の穂乃果。水色のセパレート水着。気にしているからか胸元はしっかり隠してあるのは残念だが、僕の部屋でよく見せてくるへそはちゃんと出している。


 いつもいつも見ている穂乃果だが——じっくり見た事も見比べた事もなかったので気付かなかったのだが、穂乃果はお尻が大きい。上を向いてまん丸で、形のいいお尻をしている。


 お尻の大きさの割に太ももはそんなに太くなくて引き締まってるのがまた。


 こうして見ると穂乃果はスタイルがいい。背中から腰を通ってお尻にかかるラインが女性的で官能的。控え目な場所があるからか、あまりそう見えた事は無かった。

 

 お尻の大きさのせいで胸の控え目加減が目立つのだろうか。


 これは発見だな。


 そう考えながら穂乃果を眺めていると、


「ねえ、柊木君」


 ふいに呼ばれてそちらを向くと——


 をほぅ・・・


「ちょっといい?」


 新内がそう言いながら隣に腰かけた。


 直視出来ない・・・


「穂乃果の事なんだけどさ」


「ああ、何だ」


 あさっての方向を見ながら返事をする。何も気にしてないフリをして。たゆんたゆんと揺れている振動が空気を伝わって来るようで、僕の心の琴線をかき鳴らす。


 いや待て。僕の心には穂乃果しかいない。


「あのさぁ柊木君。穂乃果が不安がってるから、もっと愛情表現した方がいいと思うんだ」


「愛情表現?してると思うけどな。それに、愛情表現なんかする意味あるかな」


 そういや穂乃果も似たような事言ってたな。 


 でも、僕が愛情表現したところで穂乃果の不安を解消する事になるのかな。


 そう思っていると、新内のため息が聞こえてきた。


「やっぱりそう思ってるんだ。でも穂乃果はさ——」


 それから新内が声を潜めて少し近づいてきたところで、目の前にビーチボールが転がって来た。赤白青のトリコロールカラー。


 それを追いかけるようにやってきたのは、穂乃果。新内に比べて揺れる場所は多くない。


 ビーチボールを拾うために前屈みになりつつ、僕を上目遣いで見る——睨む穂乃果。


「隼、あんまり他の人見ないでよ」


 さっき観察していた事がバレたのか。とは言え今は新内は見てないぞ。見れないだけだが。


「ふふっ」


 新内が笑いながら立ち上がる。やっぱり揺れる。


「じゃあよろしくね、柊木君」


 何がよろしくなんだか。


 言いながらビーチボールを拾った穂乃果の手を引いて三人の元へと戻って行く新内。いろんな場所を揺らして。


 穂乃果が一度こちらを向いたので、手を振ってやるとはにかんだ笑顔で振り返してきた。


 やっぱり穂乃果は笑顔が可愛い。


 



 




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