罰(変更)
前回の罰では甘すぎるので変更しました。お手数ですがお読みください。変更内容は罰だけです。
衣服の隙間から見えるただれた肌。小指があるはず場所から落ちる血液。涙のように流れる血液
痛々しい。
私は急いで唯の元へと駆け出す。
「唯…! 唯…! 何でこんなことに……」
「俺の責任です。招待者じゃないと独断で判断しました」
私はゆっくりと男に視線を移す。
「お前…のせいか……。お前さえ居なければ……」
いや。居なかったら、唯は確実に死んでいた。けれど責めずにはいられない。
「何でもっと早く助けなかった…! 招待するならちゃんと最後まで面倒見ろよ」
倒れ込み、男にしがみつく。
「唯には……私みたいな思いをせずに居て欲しかったのに…」
涙が流れてくる。
後ろから下駄の音が鳴り響く。
「琥珀……処罰は受けますね…?」
新郎狐――信の言葉だった。
「はい…どんな罰でも受け入れます」
「よろしい。……それと確認ですが、そちらの娘と契約を結びましたね?」
琥珀と呼ばれる男は唯を見ながら
「はい」
「……そうですか。分かりました。罰として神の元へ行き、こう言ってください。「人間にしてください」と。そして、二度と私達の元には戻らないでください。……話は以上です。下がりなさい」
信は顎で琥珀を下がらす。琥珀は暗い表情で客席の方へと行く。
「さて、私達の結婚式を再開しましょうか?」
彼は私を強引に引っ張る。先ほどの場所に戻り、私は再び血液と向き合った。
私はお皿を捨てる。
「私には既に愛する夫がいるんだよ! こんなもの飲んでたまるか!! 飲んでほしかったら唯の――」
信に口をふさがれた。唇と唇が重なり合う。舌を入れられる。
初めて彼と交わしたキスは血の味がした。
私は横目で夫を見る。夫の表情…目、それら全てを言葉で表すなら絶望だろう。
こちらの「罰」で話を続けていきます。
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