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スローワルツ  作者: みつ
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ワシはため息をつく。今の出来事を回想していると、職員が今度はスーツの男と部屋に入ってきた。職員が出ていく。


男は、言う。

「メモリーバンクです。契約された通り、あなたの記憶を戻しに来ました」


男は、ベッドで戸惑う、ワシに言う。


……何なんじゃ、貴様は!っていうかメモリーバンクって……。


戸惑うワシを見て男は言う。


「あなたは依然、弊社にて、ある記憶をお預けになりました。そして、あなたは、96歳まで生きていれば返してほしいとう契約にサインされました。

あなたが、その前に亡くなっておられたら、こちらで、その記憶は抹消する予定でしたが、お返しできて、良かったです」



そう言うと、一枚の封筒をわしに、差し出した。

「お預かりした、あなたの記憶です」


………怪しいのう、ワシの記憶じゃと……ワシには、思い出せん事が沢山あるぞい……。


そう思いながらも、ワシは封筒を受け取った。

男は一礼して、去って行った。

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