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カイル処刑

ギロティーニュ城の塔の上にはギロチン台が置かれていた。ギロティーニュでは政治犯はここで内密に処刑される。

ペディはどうすることもできなかった。正しいと思える判断を行えば行うほど、血が流れる現実に、気持ちも吹っ切れていた。処刑台の前でしばらく青い空を眺めていると、裸足のカイルが兵士に縛られて登ってきた。それを見たペディは、処刑台とは反対の方向を向いた。身体が固まってカイルの方を向くことができなかった。カイルも何も喋らず、そのままガシャンという音とともに、カゴに物が落ちる音がした。

ペディは恐る恐る籠の中を覗いた。顔を上に向き、虚ろな目を浮かべるカイルがそこにいた。そして、何の反応もなかった。ペディは涙を堪えて、即刻処理するように命じた。その後一人で、しばらく、処刑台の前で空を仰いでいた。

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