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赤い爪の女王

掃討作戦で、ギロティーニュの大将は行方不明となり、戦士したことにされた。ペディはギロティーニュの執務室でエドガーを呼んだ。


私は、来るとこまで来てしまったのかも知れぬな。

左様です!今こそ、プラニア全体を人々に清廉な心を取り戻すローゼリア主義に染める準備が整いました。陛下!命令をお願いします!

では、エドガーにギロティーニュ軍の大将に任命する!あとは、よしなに任せる。

ローゼリア主義に誓って、任を全うします!


エドガーはさっそく、ギロティーニュ軍をローゼリアカラーに変えた。実質ギロティーニュ軍はローゼリア軍へと取り込まれたのだ。



後日、ルシアンの国葬が執り行われた。王室の真ん中に、ルシアンの遺体の箱が置かれた。棺の周りには姉妹たちが、お兄様!と叫び、泣き崩れていた。その周りには、領主共や上皇たちが神妙な顔で見つめていた。その場にはエドガーもいた。王座には、赤いドレスに、深紅の爪の見える靴を履き、座っていた。ペディは口火を開く。


この度は、誠に無念であった。


その言葉に、姉妹たちも静かにこちらを向く。


私は無残にもルシアンを殺した北の蛮族どもを掃討した。今後このようなことがないように願う。そして、ただいま女王陛下としてルシアンの意思を受け継ぐことをここに誓う!


ペディの突然の宣言に皆が呆気にとられていたが、エドガーが拍手をすると、みなも拍手をした。みな権力の前には逆らうことができなかったのだ。葬儀は再び行われ、姉妹たちとともに、遺体は外へと消えていった。

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