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暗躍

ローゼリア側では慌ただしく動いていた。エドガーがローゼリアの総隊長としてギロティーニュ側の軍の大将に北方討伐をローゼリアに一任するように迫ったのだ。


大将殿!我々の軍隊も戦いに慣れておかないと、いざという時に困るのです!

戦い?今は平和な世だからいいではないか?

その考え方が問題なのです。もし民衆の暴動が起きたら、止められないでしょう!

たしかにそうか。では、交代制にしようか。まず、君たちの軍に一任するよ。

必ず務めを果たしてみせます。


エドガーはリベル・エルヴァと共謀して、戦いが実際に起こっているように見せた。その裏側で、カイルがギロティーニュ城に潜入した。



しばらくしたある日、ペディは、廊下で一人の守衛に呼び止められた。振り向いた瞬間に、物陰に引っ張り込まれたので、叫びそうになったが、口を手で当てられ、制止させられた。そして、守衛がおもむろにマスクを取ると、なんとカイルであった。


君にこのナイフを与える。これは、リベル・エルヴァの紋章が入っている。僕が守衛でいられるうちに、このナイフでルシアンの心臓を刺してほしい。そのあと叫ぶんだ。あとは何とかする。

罪を全て背負う気?

こうなった以上仕方ない。僕はローゼリアに期待するよ。


そのあと何事もなかったかのように、守衛として立ち去った。ペディはとりあえず、ドレスの下にナイフを隠す。ペディはこれから自分が行わなくてはならないことに、つよい罪悪を感じた。ここで、一突きすると、止まらないところまで進んでしまうのではないかと恐ろしくなった。

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