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穢れた婚約
ある日、ペディは、エドガーから嫌な噂を聞かされた。なんとギロティーニュの領主の娘とアルベルトが婚約したというのだ。ペディにとって、アルベルトは軍事同盟の関係でしかなかったが、相手がギロティーニュとなれば、アルベルトは寝返って、ローゼリアを攻め落としてしまうだろう。そうなってしまえばすべてが終わる。
ペディには時間がなかった。すぐさま王室に、ニコラも呼んだ。
聞いていただきたい。アルベルトという人物の本性を分かっているので、今のままでは必ず、ローゼリアは滅ぼされる。
ではどうしろというのですか?
私は、ギロティーニュの王子ルシアンに婚約を申し入れる。
ギロティーニュに寝返るつもりか?
取り入るのだ。そのことは、カイルにも伝えてほしい。
さっそくペディは、ギロティーニュに書簡を送った。ペディにとっては初めて本物の貴族主義の世界に飛び込もうとしているのだから内心は不安で仕方なかった。




