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処刑命令
捕らえた少女に兵士が尋問すると、弟が飢えで死んだ恨みを晴らしたかったそうだ。彼女は、暗い地下牢に、静かに鎖をつながれていた。
一方で、ペディはエドガーから一枚の紙にサインを求められた。少女への処刑命令だった。ペディは戸惑ったが、エドガーの苛立つ様子に、ついにサインをしてしまった。
翌日、鎖につながれた少女が、広場に連れて行かれた。彼女はボサボサの髪でうなだれていて布一枚で裸足だったが、透明な爪のままだった。少女はギロチンにかけられると、刃が落ちてあっけなく少女の首は落ちた。カゴから兵士が少女の頭を取り出して民衆の前に見せつけたのちに身体と頭を荷車に乗せ、土葬場へと運んでいった。運ばれてゆく頃には頭も事切れていた。
昨日から今日にかけてのあまりに呆気ない出来事に、人々は絶望を感じるしかなかった。
王室にて、ペディは自分のサイン一つでたとえ少女であっても人を殺してしまうことに恐怖を覚えた。彼女の手はまだ震えていた。そして、自分がかつての赤の女王に成り下がってしまったのではないかと自己嫌悪してしまった。




