正式な密約
エドガーとペディ、さらにニコラは、ギロティーニュに悟られないように密かに、リベル・エルヴァのアジトへ向かった。ニコラは再びペディをおぶって藪の道を歩いた。
やっぱり、お主の背中は温かいな。
ペディは、ニコラにベッタリとくっついた。その様子に、ニコラは少し照れていた。見かねたエドガーは咎める。
あまり女王様と仲良くするでない。
まぁよいではないかエドガー。
しかしだね。ところで、なぜ少佐はこんなに道に詳しいのだ?
一人の蛮族から教わったのであります!
蛮族って言うでないよ。ニコラ。
ペディは、ニコラのほっぺたを両手で、押さえて回した。
お戯れを。
ハッハッハ。仲良いのだな。
そう談笑しているうちにリベル・エルヴァのアジトについた。カイルは外で弓を張っているようだった。ペディはカイルを呼んだ。
カイル殿!
ペディじゃないか。
カイルは取り直して、3人を中へ案内した。エドガーはすでに聞いていたがカイルのあまりの見た目の若さに驚きを隠せないでいた。彼らは対になって座り、早速本題に入った。
私はローゼリア軍総隊長のエドガーである。貴殿がリベル・エルヴァの首長だな?
そうだ。私が首長カイルである。
早速なのだが、こちらにサインをいただきたい。
これでエルヴァに手を出さないのだな?
もちろんだ。それに武器の提供も約束しよう。
それはありがたい。
カイルは早速サインをして、ペディ、エドガー、ニコラとそれぞれ握手を交わした。ここにローゼリアとリベル・エルヴァは正式な密約を交わしたのである。




