復讐
おい貴様ぁ。捕虜のくせに堂々と出てるんじゃねぇよ。
一人の男が凄むので、縄を解こうと必死にもがくがびくともしない。
お前の国のやってきたことに比べれば大したことないよなぁ?
くっ無礼な!
何が無礼だ!
一人の男がペディを引っ叩いたので、睨んだ。
これだけじゃ済まないぞ。どれだけ痛い目見られたか思い知らせてやる。
私は、顔を殴られ、蹴られ、気が済むまで、とことん痛めつけられた。ペディが全身の力が入らなくなったところで、一旦止まった。
お嬢ちゃん。痛いだろう?王様は楽だよなぁ。ずっと座っているだけだもんな。
ペディはその言葉に、つよい怒りを感じたが、声も出せなかった。ふと一人の男が、ペディのサンダルを脱がせて、足を露わにさせた。
この忌まわしい赤い爪をこの俺たちが引き剥がしてやるよ。
一人の男が、ペディの爪に手をかけようとしたとき、カイルが飛び込み、男の顔を思い切り殴った。
貴様らぁ!何を遊んでるんだ!早く持ち場につけ!
あぁ、すまない親分。
男たちはそそくさと退散したので、カイルはペディを解いてやった。
まったくあのバカどもは、まだ過去を引きずっているんだ。
ペディはただうなだれていたので、カイルに肩を抱えられ小屋の寝室に寝かせられた。
本当に済まなかったな。
私が、勝手なことばかり・・・。
喋らなくていいよ。
カイルはペディの痛めつけられた箇所を拭いたり、包帯で巻いた。そのあと頭を優しく撫でられたので、そのぬくもりに涙がでた。
私・・・、女王辞めたい・・・。ここで殺してほしい・・・。
カイルはその一言にただ黙っているしかなかった。ただただ、ペディの側にいた。




