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最初で最後の異世界人生2

まだだ、まだ終わらんよ!



「いや知らねえな」


「ごめんね」


「さぁ?」



この世界で見つかるはずのない私の親を探してライルと私は町中で色んな人に私の親を知らないか?と聞いてまわっている。

今の所全戦全敗中でそろそろ20人目に達しそうだ。


私はその間ライルの後ろに隠れて大人しく待ってるよ、だってやたら工事関係でガタイ良すぎてコワイ人が多いんだもん。私にちょっと避けられてるって気付いてガッカリする人が何人かいたけどゴメンね、恨むならそのムキムキBODYを恨んでください。



そして現在連戦連敗中のライルが記念すべき20人目に話しかけて


「知らねぇな」


やっぱり撃沈した。



そろそろ教えてあげた方がいいかなぁ?


「ねぇラ…「おいライルー!」…イル」

私が呼ぼうとした声をかき消してライルの名前を呼んだ男の人が駆け寄ってきた。私が先に呼ぼうとしたのに。


「ん?なんだよ父ちゃん」

声に気づき振り返って返事をするライル。

近づいてきたのはライルのお父さんだったみたい。


「お前こそこんな所で何してるんだ、店の手伝いはどうした」

「あ……」

ライルのお父さんの言葉にだんだんと青くなっていくライル、聞いてる感じお店(たぶんライルのお家)のお手伝いほっぽり出して私の相手してくれてたんだよね、なら私にも責任はあるかな?


「ライルは私に付き合ってくれてたんです」

ライルの後ろにちょっと隠れつつライルのお父さんに話しかける。


「ん?君は?」

「はじめましてライルのお父さん、私は希と言います」

「はじめましてお嬢さん、俺はライルの父親でデイルだ、よろしくな」

「はい、よろしくお願いします」




「それで二人は何をしてたんだ?」

「ノゾミの親探し、迷子みたいだから」

「あぁ……ライル、それなんだけどね、いない人は探しても見つからないんだよ。ゴメンね無駄足踏ませちゃって」

「という事はノゾミちゃん君は……」

「まぁお察しの通りですね」

「どういう事だ?」

デイルさんは気づいたみたいだけどライルには難しかったかな?


「つまりね、私のお母さんもお父さんもこの世界にはいないんだよ」



ーーーーーーー



「という訳でとりあえず連れて来た」

今私はライルのお家の料理屋さんに来ている。

デイルさんに自分が親なし家なし一文無しって事を伝えたら「ならしばらくはうちにいればいい」って連れてこられた。


「はぁ、仕方ないね、ノゾミちゃんだったね」

「はい!」

ライルのお母さん、リーザさんに名前を呼ばれ反射的に背筋をピーンと伸ばしてしまう。

……何故なら先程行われたライルのお仕置きを見てしまったから。今リーザさんの足下にはお尻を真っ赤に腫らして倒れてるライルがいる、何をされたのかは本人の為にも見なかった事にしようと思う。


「そんなかしこまらなくてもいいよ。それでノゾミちゃんは何が出来る?うちに住む以上タダ飯食らいはいらないよ」

「はい!最低限の家事はできます!」

「そうかい、なら明日からしっかり働いて貰うよ。今日はさぼった誰かさんの分までやる事は終わってるからね、ゆっくりしていきな」

「はい、ありがとうございます!」




ーーーーーー



「うぁぁ……、まだ痛え…」

私の横に座ってるライルが呻きながらお尻をさすってる。いい音してたもんね。


そして反対側で「これ楽しいね♪」とスマホでお店の中の写真をパシャパシャしているのがライルの妹、リズだ。

リーザさん譲りのキレイな赤髪のツインテールを揺らしながら満面の笑みで撮った写真を自慢してくるリズが可愛すぎてヤバい。


ちなみにライルの髪色はデイルさん譲りである。



リズとじゃれあってるとリーザさんからお昼ご飯が出来たと言われたので3人で食器を出したりしてご飯を食べる準備をした。何気にこの世界初の食事に期待が隠せない。



「いただきます」

手を合わせ私がいただきますをすると3人に不思議な顔で見られた、ので「これは食材とご飯を作ってくれた人に感謝する挨拶なんです、食べ終わったらごちそうさま、ですよ」と説明した。


「いただきます」×4

今度は4人でいただきますをする。

このままいただきます、ごちそうさまの文化を広めてみようかなと考えつつ用意された料理に手を伸ばす。



記念すべき第一食目のメニューはふわふわオムレツとカリパリソーセージ、サラダにパンだ。


ワクワクしつつまずはオムレツを1口、ふんわりとした食感の中からほんのり甘味を感じる半熟玉子が口の中に広がった。

次はソーセージだ、噛むとパリッという音と共にソーセージの肉汁が零れてくる、市販の物とは違った味わいについつい頬が緩んでしまうのが分かった。

サラダもみずみずしくシャキッとしていてドレッシングがよく合う、そしてパンはちょっと硬かったけどしっかり噛んだ分、より味わう事が出来た。



私がのんびり食べている間にライルとリズが食べ終わり食器を持って洗い場に向かって行った。

自分で食べた分は自分で片付けましょうという事だ。



「ごちそうさまでした」

私も食べ終わり食器の片付けを済ます、側にはまだかまだかと私を待つライルとリズの二人がいる。

二人にはお昼ご飯が終わったらオスカーの町を案内して貰うことになってるのだ。



「よし終わったな、じゃあ行くぞ!」

「いくぞー!♪」

「ちょっと二人共そんな引っ張らないでってば」


私ははしゃぐ二人に引っ張られる様にオスカーの町に繰り出した。



ここまで読んでいただきありがとうございます!

初食レポっぽい?のをやってみましたがいかがでしょうか……?

食レポっぽいの難しいですはい。

次回主人公死す?です


それではここまで読んでいただきありがとうございました!


ちょっと文章減らしました6.15

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