339. 蜘蛛の糸
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
ご注意: 口語的語りとしています “い”抜き、“ら”抜き、その他文章定義はご容赦くださいね。(あ、誤字脱字も……)
【日くらし】
339. 蜘蛛の糸
芥川龍之介の短編小説であり、児童書としてもお馴染みですが、どうにもこのお話の顛末にモヤるといいますか、私だけでなく世にも納得のいかぬ方が多いようで、ネットを叩きますと「解せぬ」という雰囲気の書き込みがたくさん出てきます。(ホントたくさん)
私も子供の頃に読んだ時から「はああ?」って感じですから、これを機に物申してやろうと思っておりましたが、皆さんの訴えを見ているうちにお腹がいっぱいになってきましたので今回は控えようと思います。(人の憤りを見て溜飲が下がるという例ですな)
作者や仏様の真の思惑はどうあれ、罪人が生前気まぐれに助けた一匹の蜘蛛によって、お釈迦様がそれまた気まぐれに一糸差し伸べたという事ですから、
「何ちゃない良い事でも、やっとけばワンチャンあるかもねー」
くらいのお話と思っておけば良いのかもしれません。(たぶん)
小虫の飛び交うこの時期は、それを糧とする生物も血気盛んな時期でして、蜘蛛もその代表的なところです。
当事者間だけでドンパチやって頂く分には問題無いのですが、蜘蛛の場合捕獲手段である“蜘蛛の巣”というのが関係の無い人間にも厄介をもたらしたりします。
自宅の玄関から車へ向かう通路で、やたら巣を張りたがる蜘蛛ヤロウがおりまして、ちょうど顔の高さくらいなもので引っ掛かるともう朝からげんなりです。(「ぶっへぇぇっ!」つって)
一応掛からないよう慎重に通るようにはしているのですが、昨日の朝は気を抜いておりまして、また
「ぶっへぇぇー!」
となりました。(あれホント腹立つんだよなぁ、なかなか糸取れないし…)
頭の蜘蛛の巣を払いながら脇を見ますと、一本の糸にブラ下がってワキワキもがいている蜘蛛がいます。
「……お前なにやってんの?」
どうやら足に自分の糸が絡まって逆さ吊りご様子。
なんとも間抜けなヤツも居たもんだとスルーしようと思いましたが、「朝蜘蛛は吉兆」と聞いた事もありますもんで、その糸をそっと摘んで下の植え込みに着陸させてあげました。
「きっとこれでワンチャン確定だろう!」という思いも(過剰に)込めて。
そんな事をすっかり忘れて夜帰宅してきましたら、同じ場所で
「ぶっへぇぇー!」って
見れば今朝のヤツ(蜘蛛)と同じ柄、同じ大きさのやつが「えっと……」みたいな顔をしております。
(きっと高確率であの間抜けでしょうな)
「………お前、「夜の蜘蛛」の扱い 知ってんだろうな?あ? 」
ではまた(おん?)
箒に巻き付けて、離れた草むらにナスリ付けてやりましたよ。
仏さまは知らんけど、私の顔は二度までだからな!!




