299. ひっくり返す
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
ご注意: 口語的語りとしています “い”抜き、“ら”抜き、その他文章定義はご容赦くださいね。(あ、誤字脱字も……)
【日くらし】
299. ひっくり返す
最近あいみょんさんが昭和レトロな言葉を綴った曲を歌っておられますが、懐かしさと恥ずかしさ両方を噛みしめている方も多いのではないでしょうか。
「ザギンでシースー」とかまさに代表選手でして、恐らく芸能関係者内での隠語、いわゆる“業界用語”が発端と思いますが、当時は芸能人はもとより“芸能業界”ひっくるめてが大ブームで、至る所でニワカプロデューサーが盛んに使っていたらしいですから、想像すると他人事ながら〇にたくなりますね。(ポロシャツにカーディガンの袖を首のとこで縛ったりして…… ごめん、オーバーキルでした?)
この、「言葉を前後でひっくり返す」のを「倒語」といって、江戸時代あたりから普通にあったらしいです。(江戸っ子とかが言いそうではありますな)
ネタ(種)、ドヤ(宿)、ゲン(縁起)、ろくぶて(手袋) とかとか。
でちょっと驚いたのが「だらしない」って言葉も元々は「しだらない」という言葉の倒語なんですって。(ご存じでしたら中々の言語マニアです)
「じゃあ元は“しだら”が“無い”って事?」
と思いましたら、“しだら”という名詞はなく、そもそも語源も由来も未詳で、倒語の「だらしない」だけが残って使われているって事みたいですから何ともイイ加減というか言語の面白いところというか。
(だから「だらしがない」って言い方はちょっと違うんですってよ)
さてこの倒語という言い方、令和に入って完全に絶滅したかと思いきや、今でも”パイセン(先輩)”とか”グラサン(サングラス)”、”クリソツ(そっくり)”なんて聞いたり言ったりしますからひっそりと日常に溶け込んで残っているものもあるようです。
ただこれらの使われ方を見ると、当時のような「カッコイイ」とか「オシャレー」とか「ナウい」って感覚では当然なくて、こういう(古い)言い方で茶化すとか、砕けた会話の中の”軽口”的扱いに用いられているようです。
「パイオツ カイデー」ってヤツ。
数十周回って、今でも聞く度に(不覚にも)ちょっと笑ってしまうのですが、これなども
「軽い表現によるシャレ」みたいな感じなのでしょうね。
言われている方も聞いている方もまだ冗談で流せそうな気がします。
さすれば私などへ向けての「オッパイ 無いねー」なんてのも軽く倒語的に
「パイオツ ネーナーw」 なんて言われたら、
そうっすね、ソッコーでシーブラ・チンゲキ(血の海に沈めてやる)ですよ。
ジツカク(確実)に。
ではまた(それ倒語になってねーからな)
ねーぞ!!




