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4.〜隠し事

「殿下、どういうことです?」

 ティアル殿と魔法実技試験で戦いたいとは 

生徒会室からヴィスターのうなるような声が聞こえた。


「どうって?

 ティアル嬢の実力を計りたいんだよ」

ラシエルは優しい微笑みを浮かべた。

「そうなんですか、、?」

ヴィスターは疑いの目をラシエルに向けた。

「ああ、、」

「わかりましたよ。こちらでそこらへんの調整をしておきます。」

「ヴィスター助かるよ」

「今回だけですからね

 そもそも!生徒会長がそんなことをしてると知られたら

 生徒たちの信用ガタ落ちですよ」

「わかってるよ」

ヴィスターは心の中でため息をついた。


まさか、この試験が誰かの思惑でこうなってしまったのかリエラは知るよしもない。



リエラはもうどうしようと半泣きでいた。

ー殿下と戦う?

 バレたらどうすればいいんだろう、、

(よーい、スタート)

そうこうしているうちに開始の合図がなってしまった。

試験は「時間」「魔力操作」「自由性」の3つを基準で測られる。

どうすればその3つを全てクリアできるのかを考えていた。


リエラはバレないように普通の生徒が誰しもが使える一般攻撃で使う魔力をそのままぶつけた。

5つの魔法陣が同時にでてきて、その魔法陣から出てきた白い光はいっせいにラシエルに向かった。

ラシエルは何事もなかったように攻撃を回避した。

「やはり君はー」

リエラは最後の一言に大きく目を開いた。

リエラは防音結界をはった。

ーこれで私たちの声は聞こえない、、


ーやはり君はリエラ•セレスティアルだね


ー正体がバレた?

 なんで、、?


「殿下、どうしてです?私なんかがそんな魔法使いの最高 峰にいると思いますか?人違いでしょう。」

「見たことがある、、

 深くフードをかぶっていたから顔は見えなかったんだけ どね。彼女が魔法を使っているところを見た。」

ーこんなの探り合いだ。

 正体をバラしたら大変なことになる、、

「きっと違いますよ、、」

「じゃあ、これを避けたら君はセレスティアル嬢だね。」


一般攻撃の魔力をぶつける魔法ではなく魔力を使ったイメージの魔法、、

すべて魔法はイメージだ。

想像できたものはすべて再現できる。

ーこんなの、どうすれば、、


赤い炎がリエラを襲った。

リエラはほんの一瞬生徒が瞬きする間に一瞬で炎を打ち消した。

ーっあ!精神干渉魔術を使えば、、


この世界で精神干渉魔術を使えるのは確認されているかぎりではリエラ•セレスティアルたたひとり。

だけど、それをバレないようにすれば、、、


リエラは殿下に向かい精神干渉魔術を使った。

ラシエルは突然その場で倒れた。


(1、2、3、エレ•ティアルの勝利ー!)


周りが一気にざわめきリエラは少し縮こまってしまった。


ー殿下と気まずくなるんだろうな、、

 殿下にだけは、ほんの少しだけ今の私のままで見ていて欲しかった、、


リエラはそう思うと気が重くなってしまった。


こんにちは、ウタカタヒトリです。


リエラは案外こう見えて勉強は一切出来ず実技しかできないんです。

読んでいただきありがとうございます。

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