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29.アトラス国編 〜あの私とんでもない渦に巻き込まれてません!?〜

リエラは部屋を後にするとライトが話しかけてきた。

「リエラはどうするの?」

「うーん、とりあえず観光でもしようかな、、」

「ここに居てもいいんだよ」

「うん、大丈夫、、そろそろ戻らないとだし、、バーデンも追ってきそう、、」

リエラは呆れた顔をした。

ーまじで、バーデンきそうだからな、、


「そっか、、困った時は来ていいから」

「ありがとう」

「言うか迷ったんだけど、、あの扉に結界を貼ったのは君のお父さんだよ」

「え?それってどういうことですか?」

「君のお母さんはリエラが国外追放されたときに俺のところに来た。多分私はあと少しで殺されてしまう、、そう言っていた。そして、手紙を渡して来た。俺への手紙、リエラへの手紙、リエラのお父さんの手紙、、あの時引き留めていれば、、」

「、、、」


「君のお母さんが亡くなったことを山の中の小屋で知った。俺は山の中にいたからバレなかったんだ。そして、この国は復旧していった。荒れ果てたこの街を俺は少しずつ建て直していき街にまで発展させた。でも、そのころ手紙があった部屋に誰かが侵入し手紙を盗んだ。誰だと思う?」

「お父様、、?」

「そうだよ、、もしかしたら生きているかもと思っていたら本当に生きていた。リエラのお母さんを死に追いやったくせに、、」

「死に追いやった、、?どういうこと?」


「リエラのお母さんは死ぬはずじゃなかった。リエラのお父さんは良かれと思い避難用の地下通路からリエラのお母さんを逃げさせた。でも、その先にはもう敵がいてお母さんを待ち構えていてお父さんへのみせしめに殺された」

「、、、」

「部屋に侵入されどこに行ったのか足取りを掴んだ。

そしたら、この家に隠し扉を作り中に手紙を入たことが分かった、、どうしてやったのかもまだ生きているかもわからないけどね」

「ライト本当にごめんなさい、、お父様については私が全てかたを付ける」

リエラは強い瞳をライトに向けた。

「これは、リエラには勝てなさそうだ、、」

そういってライトは微笑んだ。


「というか、あの人誰?」

「ああ、エラント国の第一王子」

「は?まじで?」

「そうだよ」

「やば、、本物?」

「そうだよ」

ーてか、さっきのシリアス雰囲気どこいったの!?いつまで続くのよ、、


「知らないで接してた、」

「まあ、いんじゃない殿下今回は王子として来たわけじゃなさそうだし、、」

「それもそうか、」

「じゃあ、また」

「ああ」


リエラはラシエルの部屋に向かいノックをした。

「殿下はどうするんですか?」

ラシエルは扉を開けた。

「リエラはもう行くんだよね?」

「はい」

「じゃあ、俺も一緒に行くよ」

「そうですか」


「ところで、どうやって帰るつもり?簡単には帰れないでしょ」

「そうですね、、せっかく殿下もいますし手伝ってもらえますか?」

「いいよ、、」

「じゃあ、お願いしてもいいですか」

リエラはラシエルの前に立って笑いかけた。

「ああ」


「とりあえず、ここをでて宿を取りますか」

「そうだな」

「それとも、当てがあります?」

「ないな、じゃあ地元のリエラ嬢に頼もうかな」

「”元”ですけどね。ついでに、護衛の方々はどこに行ったんですか?」

「ちゃんと、国に戻しておいたよ」


「戻しておいたじゃないでしょう!?第二王子がどこうろついてるんです!?」

「リエラ嬢がいるじゃないか」

「ッッ!あなたでしたら自分の身は自分で守れるでしょう!?」

「あはは、それもそうだね」

ラシエルは腹を抱えて笑った。


ーライトにお父様とかたをつけてくるって言ったのどこの誰よ!?ああ、もうなんでさっきそういっちゃったんだろぉー!

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