30.アトラス国編 〜あの私とんでもない渦に巻き込まれてません!?〜
リエラは部屋を2部屋借りると、ラシエルとどこか話せる場所がないか探した。
食堂があり、リエラとラシエルは中に入った。
少し古い雰囲気だけれど、賑やかで明るいお店そうだ。
ー古くからありそうなお店だなー
もしかしたら、、?でも、そんなわけないしね
リエラとラシエルに気づいた店長らしき人が奥から出て来た。
リエラとラシエルを奥の方の席に案内してメニューの本を置いていく。
窓からはみずみずしく青い海が見えた。
「綺麗ですね」
「そうだね、エラント国ではなかなか見れない景色だね」
リエラはじっと海の方を見ながら微笑んだ。
「本当に綺麗」
「まあ、とりあえず話をしてもいい?」
リエラは一瞬でラシエルの方に視線を戻した。
「すみません、はい」
「リエラの家族について話してくれないか?」
「私の家族ですか?」
「ああ、」
「まあ、いいですけど、、でも」
「でも?」
「お腹空いたので何か食べさせてください!」
ラシエルは笑いながら
「分かった」
リエラとラシエルは料理を注文をした。
「それで、家族のことについてでしたっけ」
「ああ」
「私のお母様は東の方にある国らしくて詳しくどこの国かは分かりません」
「お母様とお父様はお互いの国のために結婚したと聞きました。お母様は未来が見える魔法を初めて使うことに成功し、実用化にも成功しましたが同じように他の魔法使いが高度な未来が見える魔法を使うことはできずにいたらしいです」
「でも、きっとそれはお母様の考えだと思います。お母様も未来が見える魔法を使い苦しい思いをしたらしくてなかなか本当の使い方を伝えていなかったらしいです。まあ、これも学園にあった文書の内容なんですけどね」
「そういうことか、」
「あと、、」
リエラが話そうとすると両手に料理をもった店員が来た。
リエラはオムライスを頼み、ラシエルはナポリタンを頼んだ。
「ありがとうございます」
店員がさがるとリエラとラシエルは料理に手をつけた。
「すみません」
「いいよ、それより大丈夫?」
「何がですか?」
「ひどい顔してるよ」
「え、、?」
リエラは顔に手を当てた。
「ああ、ほんとですね、、すみません、、アトラス国から追放されてエラント国からも追われてるってどうすればいいんでしょうね」
「大丈夫だよこっちには、第二王子がいるんだ」
リエラはラシエルをみて大きく目を見開き、少ししてから微笑んだ。
一瞬の出来事が長くリエラは感じた。
「そうですね」
「じゃあ、今度はどうするのか作戦会議だ」
「子供っぽいですね」
ラシエルはいじ悪そうな笑みを浮かべた。
「子供はすねて助けないかもよ」
「はいはい、すみません!子供ですものね!」
「あはは」
ラシエルは涙を浮かべながら笑う。
「もう、それとこれは別で私のお母様のこと知ってるんですか?」
「一応、未来を見える魔法を初めて実用化に成功した魔法使いだからね。名前だけは知ってるよ」
「そうなんですか」
「俺の考えだとイルビート国が関係してる」
「え、、?」




