16.リエラとラシエル
ラシエルは生徒会室に座っていた。
ーリエラ嬢の身分を確かめるとはいえ昨日のはやりすぎたか、、
オッドアイは珍しい、、
じゃあやはり、あの時の少女と同一人物、、
じゃあなぜアトラス国から罪人が流れ着く村にいたんだ、、
生徒会室の扉からノックが聞こえた。
ーヴィスターか?
「どうぞ」
「失礼します」
入ってきたのは昨日のようなドレスをきているリエラだった。
「エレ嬢だれかに見られるかもよ」
「結界を張っているので外には聞こえませんし見えません」
「リエラ嬢どうしたの?」
「昨日のことがあったのにそれだけですか?」
リエラは昨日のことを結構キレていた。
ーああ、明日から殿下と気まずいな〜
リエラは布団の中でうずくまりため息をついた。
ーん?てか何で私が悩まなきゃいけないの?
やってきたのは殿下の方からでしょ?
私は魔法使いの最高峰なんだから!
明日絶対に昨日の仕返しをしてやる!
てか、ドレス泥まみれで洗うの大変だったし!
よし、ドレスの仕返しだ!
リエラはどうでもいいことで意気込んでいた。
「昨日は申し訳なかった。」
「それだけですか?それに昨日私ドレスのままでたいへんだったんですけど?」
まあ、結局リエラはラシエルに文句を言いたいだけだ。
「それは、リエラ嬢がわざわざ泥の上に移動魔法を使ったからだろ?」
「あの、殿下のせいでわざわざあの暗い夜に戦う羽目になったんですけど」
「俺は脅しもできるんだぞ?」
ラシエルはイスからたってリエラの前に立った。
「はあ?」
「”リエラ”それを校内で放送すればすぐに広まる」
「ええ、そうですね!」
リエラはラシエルを強く睨んだ。
ーこいつ、バーデンよりムカつくわ
「とにかく、今までの私が校内壊した時のお金立て替えて私に返しといて下さいね!」
「いいよ」
ーえ?いいの?!
「ほんとですか!?」
「いいよ、”リエラ”」
リエラは眉毛にしわをよせた。
「あの、きやすく名前呼ばないでくれますか?」
「次、学校壊した時のお金も立て替えてあげようかな」
ーむ!こいつむかつくー!
「いいですよ!もう、学校で話しかけないでくださいね!」
「名前を呼ぶなとは言わないんだ」
「やっぱ、エレって呼んでくださいね!!」
「わかったよ」
ラシエルは涙目でリエラに微笑みかけた。
なぜ、リエラは学校を壊さないと確信できないのかそこも魔法使いの最高峰”リエラ•セレスティアル”だ。
でも、今回のことがあったおかげでリエラからの一方的なラシエルの好感度降下は少し上がったのだった。
ーって!もともと殿下への好感度は低かったけどね!?
まあ、しいていえば元に戻ったのだ。
こんにちはウタカタヒトリです。
ラシエルは実戦では飛び抜けています。
なので、最高峰であるリエラでも少しおされたところがありました。
本人は気づいていませんが、リエラはそれもふくめてイラッときたようです笑
読んでいただきありがとうございます。




