15.表と裏
リエラは強くラシエルを鋭く睨んだ。
「殿下、確かに私は最高峰ですがここには普通の学生としています。バーデンはときどき生活費を届けてもらうために来ています。ですので、なんの意味もありません」
「そっか、、じゃあまた学園で」
ラシエルは少し罰が悪そうな笑みを浮かべながら移動魔法で帰っていった。
「ッぶねー。ガチやばかった」
バーデンは土の上に寝そべった。
「そうだね、それに殿下私が魔力切れで落ちた時薄く魔法をはってくれたしね。」
「え?そうなのかよ。全然気づかなかった、、」
「そりゃそうだよ最高峰でもわからないくらい薄い魔法をはってたからね」
リエラ•セレスティアル、数年前は物に魔力を込めて浮かせたりして飛ぶのが主流だった。
なら、簡単に体に魔力をまとえばそのまま浮かべると思うけれど、そうはいかず、、
けれどそんな時に、まだ成人にもなっていない1人の少女が魔法使いなら誰でも簡単に使える。
魔力を体にまとう方法を考えた。
ー数年前に始めた人が多いはずなのになんで殿下はこんなにも高密で薄い魔法で私をさっき地面に落ちる瞬間使えたんだろう、、
「ともかく、殿下は気をつけた方がいいね」
「そうだな、、そういやこれ第二王子に聞かれてねーよな」
「大丈夫、結界張っといたよー」
「さすが、永久の魔法使い」
バーデンにそう呼ばれリエラはニッと笑った。
「あーあ、疲れちゃったー」
「そーだな。俺はそろそろ帰ろっかな」
「えー?そっかー」
「引き止めないのかよ」
「引き止めて欲しいのー?じゃあ、あー、いかないでー師匠ー」
「やっぱなしで」
「あはは、だよねー。バーデンならそういうと思ったよ」
「明日から気が重いなー」
「だな」
ラシエルはリエラを見ながらニッと笑った。
「てか、バーデンは気が重たくないでしょー」
「帰ったら、最高峰への報告文だ。めんどくさいの押し付けやがって」
「ごめんって、文章とかマジ無理」
「まあ、やるけどよ」
「さすがー!バーデン!」
リエラはバーデンの肩に手をかけた。
「調子のいいやつだな」
「そうでしょ!」
リエラはバーデンに向かって微笑んだ。
リエラはそのまま移動魔法を展開してリエラの寮に戻った。
「送ってく?」
「いいや、大丈夫だよ。お前も疲れてるだろ」
「ありがと」
リエラはバーデンに向かって微笑みかけた。
ーリエラのその笑顔の裏にどのぐらいの気持ちがあるのか俺は全然しらねーな、、
リエラの笑顔を見てバーデンはそう思った。




