11.魔法
リエラとラシエルはバルコニーに出た。
バーデンはその頃バルコニーの上の屋根にいて、寝そべるようにして夜空を見ていた。
ー2人してなんなんだよ
リエラはラシエルの方を見て
「話ってなんですか?」
「エレ嬢、、じゃなくてリエラ嬢でいいか、、リエラ嬢なんのためにここに?」
「それはー」
ー第一王子の反乱を企む人物を探すため、なんていえないし、、
「それは、学校に通ってみたかったからです」
「ほんとうに?」
「はい」
「これ以上は聞いても意味ないかな」
優しくリエラに微笑み諦めた表情を浮かべた。
「じゃあ、君は”オッドアイ”?」
ーなんで、そんなことまで?
「私がですか?そんなわけないじゃないですか」
「最高峰の中で一番の最年少でそして、最高峰の中の一番に君臨している、、」
「そうですわよ」
ラシエルは魔法陣を一個生徒もわからないくらいの小さく細く鋭い一撃をリエラに向かって放った。
リエラは平然とそれを防御魔法でよけた。
ー十分、普通の魔法使いなら失神しているほどだ、、
魔力が圧縮されて高度も高い、、
「なんのまねですか?」
「なんでもないよ。リエラ嬢が口を割らない限りね」
リエラはラシエルを睨み返した。
「本気ならどうぞ。ですが、殿下にそれほどの度胸はありますか」
リエラはあえてラシエルを煽るような口調でそう言った。
バーデンは体を起き上がらせた。
ーおいおい、、
援護した方がいいか?
リエラに援護は必要ないし、第二王子にバレるのも危険だ、、
だまってみてるしか、、
「ここでは場所が悪いので別の場所で、、」
リエラは移動魔法をラシエルにかけて、隠れてバーデンにもかけた。
ーバーデンに来てもらわないと不安だし
万が一、国から追われることになっても大変だ、、
誰もいないような森の場所だった。
リエラは自分が普段使っている杖を魔法で出した。
「ここなら、本気でできますね」
「そうだね」
ー何が狙いだ、、?
バーデンは自分も移動魔法をかけられたことに気づき急いで隠れた。
ーリエラは何を考えてるんだ?
バーデンはリエラが一切考えなしでいることに気づきもしない、、




