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種明かし?

大体の人が分かってた種明かし。

酸素欠乏症。


山の洞窟や窪みなどにガスなどが溜まり、酸素が薄くなってると発症する危険性がある。


これの最も恐ろしいのは、まず気付きにくい、という点にある。


空気の酸素量なんて人体が察知できるわけもなく、息苦しい、と感じるのは体内の二酸化炭素濃度である。


致死性も高い。人間の体内から放出されるガスの酸素濃度は16%である。これ以下の酸素を吸うと、逆に酸素を吸い出されてしまうのだ。


どういう事か?と言うと、酸素濃度が10パーセントの空気を吸ったとすると、これは酸素を10パーセント供給するのではなく、酸素を6パーセント奪う空気となる。


人間は血液中の酸素濃度が薄くなると即座に呼吸を繰り返す。この性で、恐ろしい速度で体内の酸素が失われていく。


体内酸素濃度が12%で筋力が低下し、めまい、吐き気の症状が現れ、10%で顔面が蒼白になり、嘔吐や意識不明の状態に陥る。8%を切ると確実に昏睡し、6%で痙攣し、呼吸停止。つまり死だ。


今回は昏睡状態に陥った時点で酸素濃度を通常に戻し、保健室に運び込んだ。


「あぁ~疲れた」


エリクサーで切り傷などは治っているが、精神的な疲労は治らない。俺からすると便利な栄養ドリンクという感覚である。


まぁペットボトル一杯3万くらいするんだが。


金なら有り余ってるし、そもそも水からでも作ろうと思えば作れるのだから、錬金術師は経済的な職業であると言えよう。


ちょんちょん、と背中を突かれる。


「はい?」


後ろを振り返ると、神崎先生が結構怖い顔して立っていた。


「あのですねぇ…もうちょっとやり方という物があるでしょう」

「いやいや、可能な限り最善手打ったつもりですよ?」

「だったら最初から酸素奪えばいいじゃないですか」


そこを突かれると非常に痛い。最初から一酸化炭素でも充満させようと思ったが、窪みがないと無差別殺人をしかねないからある程度地面に凹凸を作り、その中に誘導してから昏倒させようとしたが、一人は機動力が高すぎるから熱中症で仕留める羽目になった。


「いやいや、窪みもない平地でやったら他の生徒死にますからね?」

「だからクラスター爆弾で爆撃したと」

「えぇまぁ」


「で?次の鉄球は?」

「一人目気絶させるにはまずあの機動力を削ぐ状況が必要だったんで…まぁ許容範囲内かなぁと」


「全身火傷、体内の粘液の何割かが焼けてたとしても?」

「エリクサー使って下さい」


あいつ体内焼けてんのにあんなに動けたのかよ。とりあえずエリクサーを1Lほど渡す。これだけあれば即死でもない限り大体は回復する。


「まぁ二人目は外傷は最低限なのでまぁいいでしょう」


二人目は上手く窪みにいたから酸素欠乏症に出来た。


「後でしっかりと、攻撃した理由を説明し、今後こういう事がないように忠告してくださいね」

「えぇ…」


雰囲気最悪になること確実なのに行けというのか。意外と酷い人である。


熱中症、酸素欠乏症。どっちも死ぬかもしれないので注意しましょう。

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