戦闘開始
教師陣でも紹介するしかないか?前田君あたりに押し付ければなんとかしてくれるだろう。
「ふむ、じゃあ魔法使いの教師のとこ行くか」
「まぁ強いならなんでもよい」
村正さんなんか戦闘狂っぽいな。さっさと体を聖剣に返してもらいたいものである。
生徒達が住んでいる棟とは別に本当に適当に作られたコンテナボックスのような部屋である。部屋は各教師に一部屋ずつで、テレビとベッドと机という非常に殺風景なものとなっている。
まぁベッドはかなり高級なものを作ったし、不満はあるけれども溢れるほどではないだろう。
前田君の部屋の前で前田君をとりあえず呼び出す。
「なんですか?今眠ったばっかなんですけど。という横の女の子誰です?またひっかけて来たんですか?」
「ひっかけて来たとはひどい言い方だなぁおい」
前田君が部屋から出てきた時、村正の口元が歪んだ。ふむ。じゃあこいつを生贄にささげるか。生贄と言うとなんか言い方が悪いな。
「まぁちょっとしたお願いだ」
「なんですか?」
「こいつと戦ってくれ」
「えぇ…嫌ですよ(というか先輩がクローンゴーレムで案内してるって時点で大分不味い奴じゃ…)」
「何お前JKに負けるのが怖いの?」
「いや、明らかにJKじゃない雰囲気でてますけど」
普通のJkは殺気をオーラみたいにまき散らす事はしないだろう。が、ここは冒険者学校の合同演習中である。武闘派なJKがいたって不思議ではないのだ。
と言うわけで屁理屈を押し付けて前田君に頼み込む。仕方ないね。
~約20分後~
必死の説得の末、やっと前田君は戦うのを承諾してくれた。
「じゃあ5分だけですよ?」
「あぁ、よろしく頼む」
俺の時とは全く別の紳士的な対応に俺のセンチメンタルなハートに少しひびが入ったぞ。どうしてくれる。
「じゃあ双方準備は?」
「いいぞ」
「問題ないです」
前田君の装備は衝撃、斬撃を受け止める付与効果がついているローブに、銀の芯を持ち、体外魔力変換点が二つついている学校から支給されるごく一般的な魔法杖である。
ついでに体外魔力変換点とは、体外の魔力、いわゆるマナを自分で使えるように変換するのをある程度自動化することにより使用者の負担を減らす画期的な機構で、約30年前に発明され、今現在では中位魔法の6割を1つで負担できるまでに進歩している。
閑話休題。本編へ戻るとしよう
「それでは、試合開始!」
その掛け声と共に両者が同時に動いた。
1日思いつかないスランプマジ恐ろしい。長期化しないといいなぁ




